ピクサー新作「アーロと少年」、父と子の愛に満ちたひとときを描く本編映像

ディズニー / ピクサーの長編アニメーション「アーロと少年」の本編映像がYouTubeにて公開された。

「アーロと少年」は、家族と離ればなれになった弱虫の恐竜アーロが、危機を救ってくれた人間の少年スポットとともに家族を探す冒険に出る物語。日本語吹替版では、安田成美、松重豊、八嶋智人、片桐はいりが声優を務める。

公開された本編映像は、怖がりのアーロを父が草原へと連れ出すシーンが収められたもの。鼻先に止まる虫さえも恐れ、父に助けを求めるアーロ。すると父は、そっと息を吹きかけてその虫がホタルであることを教え、「怖さを乗り越えることで初めて見ることのできる世界がある」とアーロに説く。この父のセリフについて、監督を務めたピーター・ソーンは「本作には恐れを乗り越えるというシンプルなアイデアがあったんだ。僕の人生ではいつも何かを恐れていた。それをどう乗り越えるのかと考えたときに答えは“愛”だったんだよ」とコメント。また製作総指揮のジョン・ラセターは「ピクサーが今まで作ってきた中でも、もっとも感動的なシーンだ」と語っている。

なおこのたび、劇中にアーロの父親が死を迎える場面が登場することがわかった。ディズニーの長編アニメ「ライオン・キング」で幼い息子シンバを救うため命を落とした父ムファサのように、身を挺して子を守る父親の姿が描かれるという。

「アーロと少年」は、2016年3月12日より全国でロードショー。