NYのストリートで生きる少女の破滅的な恋描く「神様なんかくそくらえ」予告編

2014年の第27回東京国際映画祭で東京グランプリと最優秀監督賞をダブル受賞した、「神様なんかくそくらえ」の予告編がYouTubeにて公開された。

本作は、監督のジョシュア＆ベニー・サフディ兄弟がある日出会った少女、アリエル・ホームズの実体験をベースにした青春ストーリー。ニューヨークの路上で刹那的な毎日を過ごす19歳の少女ハーリーが、エキセントリックな恋人イリヤへの愛を断ち切ることができずドラッグに溺れていくさまを描く。ホームズ自身が主人公ハーリーを演じ、「X-MEN：ファースト・ジェネレーション」「アンチヴァイラル」のケイレブ・ランドリー・ジョーンズがイリヤ役を務めた。

予告編の前半では、冨田勲がシンセサイザーで演奏するドビュッシーの「月の光」が流れる中、イリヤに愛を捧げるハーリーの姿が映し出される。自分の命よりも大事なイリヤとの別れにより自暴自棄になり、心の隙間を埋めるためにドラッグに依存するハーリー。映像の後半では、彼女が破滅的な方向へ突き進んでいくさまが、前半とは打って変わった激しいビートの音楽とともに切り取られている。

「神様なんかくそくらえ」は、12月26日より東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開。