「ブリッジ・オブ・スパイ」1月公開、NY映画祭にスピルバーグ＆トム・ハンクス出席

スティーヴン・スピルバーグの監督作「ブリッジ・オブ・スパイ」の日本公開が2016年1月8日に決定。あわせてアメリカにて行われた第53回ニューヨーク映画祭に出席したスピルバーグ、主演のハンクスのコメントが到着した。

本作は「ファーゴ」「ノーカントリー」で知られるジョエル＆イーサン・コーエン兄弟が脚本を手がけたサスペンス。冷戦時代に起こった実話をもとに、アメリカで捕らえられたソ連のスパイと、ソ連で捕らえられたアメリカ人スパイの交換という交渉にあたった弁護士の姿を描く。

現地時間10月4日、同映画祭のレッドカーペットイベントに集結したスタッフとキャストたち。スピルバーグは「冷戦下で大国間の戦争を止める大役を突然任されることになった1人の普通の男を描いています。国境を越えて人間同士分かり合うという真理の大切さが伝わるとうれしいです」と本作に込めた思いを明かし、ハンクスは「この作品は今を生きる人に自分が同じ立場でだったらどうするだろうかと問い掛けている」と魅力を述べる。さらにハンクスは、「ターミナル」以来約10年ぶりにスピルバーグ作品の主演を務めることについて「楽しいけれど、恐いことでもあるんだ。失敗は許されない。この作品を僕の最後のスピルバーグ監督作品への出演にはしたくないからね」とジョークを交えながらコメントした。