本作は米ソ冷戦時代、ソ連のスパイとアメリカ人パイロットの交換という一触即発の交渉に臨んだ弁護士、ジェームズ・ドノバンを描く物語。ドノバンを
コーエン兄弟はチャーマンが執筆した脚本に肉付けを行い、1950年代から1960年代当時の言葉遣いを駆使して、ハンクスの個性をドノバンのキャラクターに取り入れた。スピルバーグは、「ジョエルとイーサンは人物像を深く掘り下げた。2人はその堂々とした作品リストから分かるように、現実の人生を実によく観察していて、そこをこのストーリーに生かしてくれた」と述懐する。
コーエン兄弟が脚本に織り込んだ、「スパイも“ごく一般の人と変わらない”」という考えに共感を覚えたスピルバーグ。「典型的な影のように潜むスパイではなく、我々が気にもとめないような人、国家の保全を脅かす任務でここにいると考えるどころか、存在に気づきもしないような人がスパイだった。マット・チャーマンとジョエルとイーサン・コーエン兄弟という素晴らしい3人のストーリーテラーのおかげで、私は大船に乗った気分だった」と、本作の脚本家たちに全幅の信頼を寄せて撮影に臨んだことを明かしている。
「ブリッジ・オブ・スパイ」は1月8日より、東京・TOHOシネマズ スカラ座ほか全国でロードショー。
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