「耳をすませば」監督・近藤喜文の軌跡たどる展示会が香川で開催中、野外上映も

1998年に47歳の若さで逝去したアニメーター、近藤喜文の軌跡をたどる展示会「この男がジブリを支えた 近藤喜文展」が、香川・香川県立ミュージアムにて開催されている。

「魔女の宅急便」「火垂るの墓」などで作画監督やキャラクターデザインを務め、スタジオジブリの宮崎駿や高畑勲から厚い信頼を寄せられていた近藤。この展示会では近藤が1995年に監督を務めた「耳をすませば」の公開20年を記念し、彼が手がけたアニメーションの原画やイラスト、イメージボードなど約500点にものぼる資料を紹介する。

展示会場は近藤が「ルパン三世」シリーズや「未来少年コナン」に携わっていた駆け出しの時代をはじめ、「赤毛のアン」「名探偵ホームズ」といったテレビアニメで腕を磨いた時代、さらに「魔女の宅急便」「火垂るの墓」「紅の豚」「もののけ姫」ほかスタジオジブリ作品で活躍した時代など5つのスペースに分類されている。多くの人に愛された近藤の人柄を感じられる空間で、彼の関わったアニメーションの世界を堪能してみては。

また8月23日には香川・史跡高松城跡の玉藻公園にて、「耳をすませば」の野外上映も行われる。無料で鑑賞できるので、気軽に足を運ぼう。

「この男がジブリを支えた 近藤喜文展」は9月27日まで開催。

この男がジブリを支えた 近藤喜文展

開催中～9月27日（日）香川県 香川県立ミュージアム
※9月21日（月・祝）を除き、毎週月曜休館
開館時間 8月 10:00～19:00、9月 10:00～17:00
料金：一般 1100円 / 大学・専門学校生 1000円 / 小・中・高校生 800円

「耳をすませば」野外映画特別上映会

2015年8月23日（日）香川県 史跡高松城跡 玉藻公園
開映 19:30 / 終映 21:30 ※雨天中止
料金：無料

※動画は現在非公開です。