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西島秀俊が名古屋で孤軍奮闘、「劇場版 MOZU」制作現場レポート

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「劇場版 MOZU」メイキング (c)2015劇場版「MOZU」製作委員会 (c)逢坂剛/集英社

「劇場版 MOZU」メイキング (c)2015劇場版「MOZU」製作委員会 (c)逢坂剛/集英社

去る5月5日、「劇場版 MOZU」の撮影が、愛知・名古屋の官庁街を完全封鎖して行われた。

昨年放送された西島秀俊主演の人気ドラマを映画化する「劇場版 MOZU」。西島演じる警視庁公安部の倉木が、謎の殺し屋・百舌を追ううちに巨大な陰謀に巻き込まれていくドラマ版は、テレビの枠を超えた壮大でスリリングなアクションと謎が謎を呼ぶ展開で大反響を巻き起こした。2つのテロ事件から始まる今回の劇場版は、犯行グループの裏で暗躍する最大の敵“ダルマ”の正体を暴く、シリーズ完結編とも言えるものだ。

GWで人気がない名古屋の官庁街を東京・霞ヶ関に見立てて撮影が行われたのは、シーン22。ドラマ版から半年後、妻の死の真相にたどり着き、生きる気力を失っていた倉木が要人を拉致しようとするテロリスト集団に遭遇し、持ち前の戦闘能力で次々と倒していく。倉木役の西島が車の上でテロリストに背負い投げを決めるシーンでは、炎天下の中、カメラのアングルを変えながら10カットも撮影された。

しかし、撮影の合間の西島はアクショントレーナーと談笑していて、心から現場を楽しんでいる様子。「無気力だった倉木がこのバトルでグッともとに戻っていくんです」と、午前中の撮影を終えた西島自身が、取材の席でシーンについて説明する。「アクションに関しては、理にかなっていないものを意識していて。倉木は腕力が強いだけの男なので、多少乱暴に力づくで投げたほうがいいということだったんです」と続ける。

ドラマ版からずっとタッグを組んでいる監督の羽住英一郎からの要求については、「ハードルは格段に上がっています。監督はすべてのカットでスタッフとキャストの全員が限界を超えないと撮れないものを要求しますからね。だから『死ぬ、死ぬ』って思いながら現場に行くんですけど(笑)。どんどん成長している現場だから自分も負けないようにがんばっています」と笑いながら語った。

共演は、香川照之、真木よう子、松坂桃李、伊勢谷友介、長谷川博己、小日向文世、池松壮亮、伊藤淳史ら。ビートたけしがダルマ役を演じることも話題になっている。

「劇場版 MOZU」は11月7日より全国ロードショー。

取材・文 / イソガイマサト

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