劇場未公開作「やさしい本泥棒」ソフト化、原作は世界的ベストセラー「本泥棒」

2013年にアメリカで封切られた日本劇場未公開作「やさしい本泥棒」のBlu-ray / DVDが、6月3日に発売された。

「やさしい本泥棒」は、マークース・ズーサックの世界的ベストセラー小説「本泥棒」を原作にしたヒューマンドラマ。ナチス統治下のドイツを舞台に、家族を亡くし里子に出された少女リーゼルが、1冊の本をきっかけに里親たちに心を開き、本を通じて人々に希望を与えていく様子を描く。監督はドラマ「ダウントン・アビー」のブライアン・パーシヴァル。

読書を禁じられた社会で、ナチスの手から1冊の本を盗み出すリーゼルを「ぼくたちのムッシュ・ラザール」のソフィー・ネリッセが演じる。役についてソフィーは、「彼女はとても困難な状況に置かれます。家族を失い、文盲であることが原因でいじめられます。それでも彼女はへこたれない。そこがリーゼルのすごいところです」とコメント。またリーゼルの養父ハンスに「英国王のスピーチ」のジェフリー・ラッシュが、リーゼルの養母ローザに「奇跡の海」のエミリー・ワトソンが扮しており、エミリーは「リーゼルは文字を読むことを学習し、生き残るための手段として本を利用するんです」と述べ、リーゼルと本の関係を明かす。

なおBlu-ray版には多数の特典映像を収録。4つの劇場未公開シーン、製作秘話やキャスティングの理由について語られるメイキング映像が堪能できる。

※動画は現在非公開です。