カンヌ国際映画祭とは因縁のあるデンマークの監督
ニューヨークを舞台にした「Louder Than Bombs」には、
監督のトリアーは記者会見で、「キャラクターだけでなく、家族が抱く感情のモザイクを描きたかった。家族それぞれの思惑を描くことで、1つのストーリーになるような。親は子供の鏡となり、兄弟も相互に影響を与え、親密さが育っていく。その中で、世代間の違いを浮き彫りにしたかった」と作品のテーマを明かす。
写真家の女性を演じたユペールはフランス出身で、フランス映画にとどまらず各国の映画制作現場を経験している。「ヨーロッパの映画制作チームがアメリカのチームと合流し、アメリカとヨーロッパの役者を使ってニューヨークで撮った映画。名実ともに国際的な映画と言えるでしょう。ヨアキムはそれらをとても美しくまとめあげました。ヨアキムにとっても、そして私たち役者にとっても得るものが大きい経験だったと思う」と語り、英国で映画を勉強したトリアー監督の手腕を褒めたたえた。
「Louder Than Bombs」の日本公開は、現在のところ未定。
※記事初出時、一部事実と異なる内容がありました。お詫びして訂正します。
関連記事
ヨアキム・トリアーの映画作品
関連商品
tAk @mifu75
フォン・トリアーの甥っ子がカンヌで初コンペ、イザベル・ユペールも太鼓判 - 映画ナタリー http://t.co/qEy5YMGj1y