鈴木京香が全国の小学生に本を読み聞かせ、平和を願うキャンペーンをスタート

「おかあさんの木」で主演を務めた鈴木京香が、全国の小学校を訪れ子供たちに本を読み聞かせるキャンペーンを5月14日よりスタートさせた。

本作は大川悦生の同名児童文学を原作に、「がんばっていきまっしょい」の磯村一路がメガホンを取った戦争ドラマ。戦時中、7人の子供たちを兵隊に取られるたびに桐の木を植えて、無事に帰るのを待つ母親を鈴木が演じている。

今回のキャンペーンは、「70年前、家族と離れて1人戦場へ旅立った子供がいたこと、帰りを待ち続けたお母さんがいたことを子供たちに知ってほしい」と願う鈴木の発案から実現した。長野、愛知、大阪、鹿児島、広島の小学校にて、「おかあさんの木」の原作と鈴木が選んだ民話の読み聞かせを行い、記念として桐の苗木と原作本を寄贈。各地で子供たちに折ってもらった折鶴を、21日に訪れるゴール地である広島の平和記念公園へ奉納する。

キャンペーン初日に訪問したのは、映画の舞台にもなった長野県上田市の山間部に佇む小さな小学校。はじめは緊張していた30人の子供たちも、最後には鈴木の情感を込めた朗読に聞き入っていた。鈴木は「皆さんがキラキラした目で真剣に聞いてくださって楽しかったです。映画を観て、お友達と感想を話し合ってもらいたいです」と話し、小学校を後にした。

「おかあさんの木」は、6月6日よりロードショー。