ウィリアム・フリードキン

William Friedkin

1935年8月29日、米シカゴのウクライナ系ユダヤ移民の家庭に生まれる。10代半ばでテレビ局に入社して演出を始め、ドキュメンタリー番組を多く手がける。「ヒッチコック劇場」の後期シリーズを監督してブレイクし、ハリウッドに移った1967年には長編デビュー作「ソニーとシェールのグッド・タイムス」を撮った。

1970年にはオフブロードウェイで評判を呼んだ舞台を「真夜中のパーティー」として映画化。翌年発表した「フレンチ・コネクション」はアカデミー賞で作品賞、監督賞を含む5部門を受賞し、アメリカンニューシネマの監督として地位を確立する。続いて監督した1973年の「エクソシスト」は全世界で5億ドルの興行収入を記録。日本でも1974年に公開され、1970年代オカルトブームの原点となったとも言われている。

1977年にはアンリ=ジョルジュ・クルーゾーの同名映画をリメイクした「恐怖の報酬」を発表した。そのほか主な監督作に「ブリンクス」「クルージング」「L.A.大捜査線 狼たちの街」「ガーディアン 森は泣いている」「英雄の条件」など。

受賞歴

「エクソシスト」
第31回ゴールデングローブ賞 (監督賞)

「フレンチ・コネクション」
第44回アカデミー賞 (監督賞)
第29回ゴールデングローブ賞 (監督賞)

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