「隙間」は台湾から交換留学生として沖縄の芸大に行くことになった少女・楊洋(ヤンヤン)の物語。大好きな祖母を亡くしたうえ、好きな人に恋人がいることが発覚し、寂寥感に苛まれる日々を過ごしていた楊洋は、半ば逃げるように沖縄へと渡る。祖母との思い出や恋の痛みを抱えたまま始まった異国の地での生活だが、沖縄の人々との交流やその地に刻まれた歴史に触れる中で、彼女は少しずつ“私”を取り戻していき……。著者である高自身の沖縄留学体験をもとに描かれており、台湾の史実や政治についても触れられている。
そのほか今号には、読み切りとしてMa Alenka.「花火は地上で咲く 前篇」、志野田麦「銀の縄」を掲載。表紙と巻頭は
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