TVアニメ「
8月に放送が決定した「野生のラスボスが現れた!」。同作の企画は村上プロデューサーが、プロデュースを手がけるWOWMAXから「この作品は、ちょっとカロリーが高いけれど面白いからやってみないか」と声をかけられたことから立ち上がったのだとか。作品を読んだ村上プロデューサーは原作小説を「王道」と表現しつつ、必殺技の派手さやキャラクター数の多さから、その特徴を「王道の濃度の濃さ」だと語る。「確かにカロリーが高そうだなと思ったんですけど、だからこそ挑戦しがいがある」と考え、アニメ化を決定したと振り返った。
ほりうち監督はオファーを受けた際の心境を「原作を読ませていただいて素直に面白いと思ったので、ただただうれしい」と述べ、笑顔を見せた。「野生のラスボスが現れた!」を制作するうえでのこだわりは「わかりやすさ」だと言う。小説の大切なセリフであっても、長いセリフなどはそのまま脚本に起こすと音として耳に入った際にわかりにくくなってしまうことがあると例を挙げ、「コンテや編集のタイミングでセリフを調整して、いかにストレートに短く、お客さんに正しい情報を伝えられるかというところは一番自分が気をつけていた」とポイントを明かした。
ここでティザービジュアルが公開され、ステンドグラスを背に玉座に鎮座するルファスがお目見え。すると小清水は「きれい!」と声を上げ、「このアクスタがほしいです!」と願望を口にする。小清水も絶賛のビジュアルについて、ほりうち監督は「キャラを見せるだけではほかの作品に埋もれちゃうなという思いもあった」と話し出す。美術が緻密に描き、撮影が光り輝かせた美しいステンドグラスや、キャラクターデザイン・海老澤舞子のレイアウト力といった見どころを伝え「キャラを見てほしいんですけど、全体の一枚絵としての完成度を見てほしいなと思っています」と自信を覗かせた。
小清水は原作小説を「色や景色の文字での表現がすごく美しくて、詩集を読んでいるかのような気持ちで読み進めていた」と称え、小説を読むことを勧める。演じるルファスはセリフが多く、モノローグと会話を交えてセリフがずっと続くシーンがあるのだそう。「ルファスとしての対外的な見え方の部分と、モノローグとしてのセリフの感情の分け方であったり。実はちょっと共通している感情のときもある。そこをどう差をつけたり、近づけたりするのかを大切に演じさせていただいています」と熱意たっぷりに語った。
最後にほりうち監督は「アニメを作るっていうのはものすごく時間がかかりますし、大変だなと思わされることがめちゃくちゃ多いんですけれども。その中でスタッフ一同、アットホームな職場でがんばって作っておりますので、よろしくお願いします」と笑顔で挨拶。続く小清水はアニメの完成に「ワクワクしながら待っています」と期待を寄せる。そして「皆さんにお届けできるときに、セリフと絵と音が、それはそれは素晴らしいものになって届くのではないかと思っておりますので、ぜひぜひお楽しみに」とファンにメッセージを送った。村上プロデューサーは「かなりこだわりが強いスタッフの方が集まってやってる」と話し、「こだわりの部分がフィルムに出てくると信じております」と制作陣の情熱を改めてアピールしてイベントを締め括った。
TVアニメ「野生のラスボスが現れた!」
2025年10月放送
スタッフ:
原作:炎頭(アース・スターノベル アース・スター エンターテイメント刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:YahaKo
コミカライズ:葉月翼
監督:ほりうちゆうや
シリーズ構成:筆安一幸
キャラクターデザイン:海老澤舞子
サブキャラクターデザイン:小林多加志、上野翔太
プロデュース:WOWMAX
アニメーション制作:ワオワールド
キャスト
ルファス・マファール:
ディーナ:薄井友里
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