「プリキュア」歴代上映会、涙の49話に高橋李依「やっとみなさんと一緒に観られた」

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2023

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TVアニメ「プリキュア」シリーズの15周年を記念したイベント「『プリキュア』感謝祭上映会 vol.5」が、去る11月3日に東京・新宿バルト9で行われた。本記事ではイベント前半の模様をレポートする。

左から神木優、暮田公平、貝澤幸男、美山加恋、高橋李依、引坂理絵、座古明史、内藤圭祐、三塚雅人。

左から神木優、暮田公平、貝澤幸男、美山加恋、高橋李依、引坂理絵、座古明史、内藤圭祐、三塚雅人。

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左から美山加恋、高橋李依、引坂理絵。

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5回目となる今回のイベントでは、「魔法つかいプリキュア!」「キラキラ☆プリキュアアラモード」の映画作品と、現在公開中の「映画HUGっと!プリキュア▽ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」(▽はハートマーク)を上映。さらにキュアミラクル/朝日奈みらい役の高橋李依、キュアホイップ/宇佐美いちか役の美山加恋、キュアエール/野乃はな役の引坂理絵に加え、各作品のテレビシリーズのスタッフも登壇し、舞台挨拶とそれぞれのトークパートが用意された。

キュアエール/野乃はな役の引坂理絵。

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キュアホイップ/宇佐美いちか役の美山加恋。

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この日の登壇者が全員揃っての舞台挨拶では、15周年を迎えて抱く思いを各々が語る。高橋と美山は「ふたりはプリキュア」を視聴者として見ていたことを感慨深げに振り返り、特に歴代のプリキュアとコラボすることの多かった「HUGっと!プリキュア」の主人公を演じる引坂は、「15年分のそれぞれのカラーを感じることができた」と話す。同じく「HUGっと!プリキュア」で佐藤順一とともにシリーズディレクターを務める座古明史は「僕は演出デビューが初代の『ふたりはプリキュア』だったので、『大きくなったね』って」と思いを明かし、「おもちゃ売り場や映画館で子供たちの笑顔を見ると、仕事での大変な思いも水に流してしまうんですよね」と笑顔を見せた。

「魔法つかいプリキュア!」「HUGっと!プリキュア」のプロデューサーを務める内藤圭祐は、“「プリキュア」のプロデューサー”という仕事について「密度の濃い毎日で、長いようでいて終わってみたらキラキラした日々でした」と表現。「キラキラ☆プリキュアアラモード」プロデューサーの神木優は「自分が担当しない作品だと“推しプリキュア”がいるんですけど、自分が担当するとそんな感情になれないというか。家族でもあるし娘でもあるんですよね」とプロデューサーとしての気持ちを語った。

名乗りとポーズを決める3人。

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「映画魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!」上映後のトークパートにはキュアミラクル/朝日奈みらい役の高橋、シリーズディレクターの三塚雅人、プロデューサーを務めた内藤の3人が参加した。高橋は名乗りを披露するにあたり、「キュアマジカル役をみなさんにやってもらえたら」と客席に呼びかけ、さらに「内藤さんはここでフェリーチェをやってください(笑)」と指示を出す。ファンと声を重ね、3人でキュアミラクル・キュアマジカル・キュアフェリーチェのポーズを決めると、会場からは大きな拍手が起きた。

左から高橋李依、モフルン、三塚雅人。

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モフルン

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3人はそれぞれが選んだテレビシリーズの名エピソードを、映像とともに振り返るトークを展開。第29話「新たな魔法の物語!主役はモフデレラ!?」をセレクトした三塚は、演出を担当した土田豊によってシナリオ以上のカオスな回になったと話し、「モフデレラの世界は終わるけど、みらいたちは馬車に乗って自由な世界に飛び出していくというラストシーンは、第50話の伏線でもあったかなと思います」と明かした。続いて内藤は、校長とクシィの離れていてもつながっている関係が、「一緒にいたい」というみらいたちの思いと対比になっている第45話「想いは時を超えて…!友情のかたち!」をセレクト。そして第49話「さよなら魔法つかい!奇跡の魔法よ、もう一度!」では会場のあちこちからすすり泣きが聞こえ、高橋も涙を見せた。

泣き顔をモフルンで隠す高橋李依。

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高橋は「前にキャストでイベントをさせていただいたときが第49話の直前で、『49話を見ないとダメ!』みたいな話ばかりしていて(笑)。やっとみなさんと一緒に観られてよかったです」と笑顔を見せる。高橋と同じく第49話をセレクトした三塚は「ちょうど2年前、夜中の誰もいないスタッフルームで第49話の絵コンテを描いていて、観るたびにあのときの感情を思い出します」と当時を振り返った。高橋は「45話あたりから、『この毎日って永遠じゃないんだな』とみらいが気付き始めているんですよね。いつか別れが来ることへの覚悟というか、大事にしようっていう気持ちを演技に乗せていきました」と続け、この日は49話・Bパートのみらいをイメージした服装で来たと明かした。

左から内藤圭祐、高橋李依、三塚雅人とモフルン。

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最後に三塚は「プリキュア13チームごとにファンの方がいらっしゃるので、またこうして“まほプリ”チームでみなさんの前に出られるよう、僕もできることがあればやっていきたいと思います」と挨拶。三塚は「終わってから早2年ほど経ちますが、皆さんと感動を分かち合えて、貴重な体験をさせていただきました」と感謝を述べ、高橋は「まだまだ話したい思いはあるんですが、皆さんだったら『こんな気持ちでやっていたのかな』と、いろいろ受け取ってくれそうだなと今日感じたので、語らないことも素敵な思い出なのかなと思います。今日はありがとうございました」とトークパートを締めくくった。

なお「キラキラ☆プリキュアアラモード」、「HUGっと!プリキュア」のトークパートは追ってレポートする。

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