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「プリキュア」生天目仁美、嶋村侑、中島愛が“プリキュア現場あるある”トーク

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左から柴田宏明、佐藤雅将、古賀豪、生天目仁美、中島愛、嶋村侑、神木優。

左から柴田宏明、佐藤雅将、古賀豪、生天目仁美、中島愛、嶋村侑、神木優。

TVアニメ「プリキュア」シリーズの15周年を記念したイベント「『プリキュア』感謝祭上映会 vol.4」が、本日10月7日に東京・丸の内TOEIで行われた。

イベントには「映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス」より相田マナ・キュアハート役の生天目仁美古賀豪監督、「映画ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ」よりキュアラブリー・愛乃めぐみ役の中島愛とキャラクターデザインの佐藤雅将、両作品のプロデューサーを務めた柴田宏明、「映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!」よりキュアフローラ・春野はるか役の嶋村侑田中裕太監督、神木優プロデューサーが参加。3作品の上映に加え、全員揃っての舞台挨拶と、各作品ごとのトークが展開された。

舞台挨拶で15周年を迎えた気持ちを聞かれたキャスト陣は、「本当にうれしいです!」と口を揃える。生天目が「今回で『プリキュア』は終わるかもしれないって、誰が言うわけでもないのに噂が立つんですよね(笑)。だから来年につなげられると本当にうれしいんですよ」と明かすと、「そうそう!」と嶋村、中島も同意。「でも、もうそんな(終わる)気配ないですよね。30周年はいけるでしょ」と嶋村が言い切ると、中島も「(プリキュアが)総勢100人っていうのは絶対見たいですよね!」と続け、会場に集まったファンからも大きな拍手が起こった。

「ドキドキ!プリキュア」監督の古賀は「みんなで飲みながら作った記憶があって、非常に楽しかったんですけど、1年経ったときに肝臓の数値がやばいことになってました(笑)」と冗談交じりに振り返る。田中は「僕は『Go!プリンセスプリキュア』が初監督作品だったので、1年間はがむしゃらに作っていて、終わってから『こういう作品を作っていたんだな』って感慨がありました」とコメント。佐藤が「かわいらしさや勇ましさを踏まえつつ、小さい子供たちに受け入れてもらうにはどうしたらいいか、いろいろ考えながら(キャラクターデザインを)描きましたね」と話すと、中島は「『ハピネスチャージプリキュア!』は3人がポニーテールなんですけど、同じポニーテールでも全然違うところが好きで。それを今日は佐藤さんに伝えたかったんです」と語った。

また生天目が「飲みの席で『こういう話が見たい』ってみんなが監督に言うと、それが叶ったりすることもあった」と振り返ると、「私も『はるかはどうやってヘコみたい?』って聞かれたことがあります。そのときは、まだはるかをどんなふうに挫折させるかが決まってなくて」と続ける。すると中島も「『ハピネスチャージ』でも聞かれましたよ。恋愛模様も描かれる作品だったので、『誠司とブルー、ぶっちゃけどう思う?』って(笑)」と、「プリキュア」現場の“あるある”で盛り上がった。

プロデューサーの柴田は「僕は10作目から担当させていただいて、女の子たちがプリキュアを応援してくれているさまを見ていたので、この子たちの期待に全力で応えていかなきゃいけないなって」と当時のプレッシャーを明かす。一方神木は「プロデューサーになってちょっとつらかったことがあって」と切り出し、「映画館に『プリキュア』の映画を見に行くようになったんですが、隣に座った小学生の女の子に『お姉さん1人なの?』って聞かれて……(笑)」と大人ファンの共感を呼ぶエピソードを披露し、集まったファンを笑わせた。

「ドキドキ!プリキュア」上映後のトークパートでは、生天目、古賀、柴田がテレビシリーズより、お気に入りのエピソードについて語った。第21話よりキュアハートがレジーナを助けるシーンを選んだ生天目は「もっとカッコいい助け方もあるし、泣けるシーンにもできるはずなのに、(足を使って)カニばさみでレジーナをキャッチするっていう(笑)。いいシーンを、ただいいシーンにするだけではないところが好きなんです」とコメント。古賀は「アニメで奇跡を起こすのって簡単なんですけど、やっぱりマナはマナの力で解決するようにしたかった。ただそのアイデアを出すのに苦労しました」と“カニばさみ”の裏側を語った。

古賀は第23話「愛を取り戻せ!プリキュア5つの誓い!」をセレクトし、落ち込んだマナに厳しい言葉をかけるキュアエースが子供に嫌われないよう、さじ加減に気を付けたと明かした。また柴田が選んだ第48話、妖精のランスが巨大化するシーンに会場は大爆笑。「選んだ理由については「1年間積み重ねたものがあの1話に詰まってる。全キャラに見せ場もあって、本当に見ごたえのある1話です」と話した。

「ドキドキ!プリキュア」制作当時の1年間を、古賀は「初めての女児向け作品だったので、女の子に向けて作るということを非常に考えました」と振り返る。「女の子の力強さが、大きくなっていくにつれ抑えられていくのが今までの社会だったとしたら、それに負けないキュアハートのように子供たちが育ってくれたら、日本の未来は明るいと思っていました」と明かすと、会場からは大きな拍手が送られた。

最後に柴田は「こういうふうにお集まりいただけると、1年間がんばった甲斐があったんだなと実感できます」と感謝を述べ、古賀は「キュアハートや作品に込めた志が、1年で消費されて終わるわけではなく、こうしてお客さんやスタッフ、キャストのみなさんによって育てていけるところが、『プリキュア』は特別な作品だと思います」と挨拶。そして生天目は「15年の歴史の中に自分がいられるというのが、とても幸せです。テレビシリーズを大きな画面で見ることはなかなかないので、劇場で観られてよかったです。いい機会を与えてくださってありがとうございました」と締めくくった。

※記事初出時、キャラクター名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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