「声優アワード」授賞式で戸谷菊之介が緒方恵美と母親に感謝 朴璐美や平野綾も登場

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「第二十回 声優アワード」の授賞式が、昨日3月15日に東京・文化放送メディアプラスホールで開催された。

「第二十回 声優アワード」の授賞式の様子

「第二十回 声優アワード」の授賞式の様子

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その年度に活躍した声優や作品の業績を称えるイベント「声優アワード」。2006年にスタートし、今年で記念すべき20回目を迎えた。授賞式の冒頭には、アニメ「銀河鉄道999」メーテル役などで知られ、第1回の声優アワードで功労賞を受賞した池田昌子の訃報を受け、黙祷の時間が用意された。

平野綾が新人賞受賞者にエール「努力を続けていただきたい」

新人声優賞の発表には、アンバサダーとして第1回の「声優アワード」で新人女優賞に選ばれた平野綾が登場。平野は「声優という職業に出会って、言葉では言い尽くせないかけがえのない経験をさせていただきました」と感謝の言葉を述べ、「第1回は声優業界、アニメ業界に大きな変化が生まれた頃。それから20年経って、日本のアニメが海外でも評価される現状を誰が想像できたでしょうか」と、この20年間で大きく変化した日本のアニメ・声優業界を回顧する。そして新人声優賞の受賞者に「ぜひ今後の声優界を担っていただくべく、キャラクターや作品と真摯に向き合い、一緒に作ってくださるクリエイターの皆さまに感謝し、ファンの皆さまに恩返しできるように努力を続けていただきたいです」とエールを送った。

平野綾

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新人声優賞として名前を呼ばれたのは、木村太飛高野大河寺澤百花中山祥徳菱川花菜藤寺美徳三川華月村上まなつの8人。木村は開口一番「最高です!」と声を上げ、「今日3月15日は僕の誕生日。こんな最高な日に最高な賞をいただけて、最高です(笑)」と笑顔を見せ、「次は主演声優賞をいただけるよう、がんばります」と抱負を語る。続く高野は声優アワードの新人発掘オーディション出身。「新人声優賞という形で再び舞台に立たせていただけてうれしいです」とこれまで支えてくれた人々への感謝を語った。寺澤は仕事もオーディションもなかったというコロナ禍を振り返りながら「今トロフィーをいただいてこうしてお話していることが夢を見ているような気持ち」と語り、「この先どんなことがあっても、常に上を向いて、上を目指して参ります」と意気込んだ。

左から中山祥徳、高野大河、寺澤百花、木村太飛。

左から中山祥徳、高野大河、寺澤百花、木村太飛。 [高画質で見る]

「まさかこの場に立たせていただけると思わなくて、まだ他人事のように感じてしまう」と語るのは中山。スタッフや共演者、ファンへの感謝を述べながら「まだ僕には重たく感じますが、これからも1つひとつの作品に真摯に向き合って、精進してまいりたいと思います」と締めくくる。中学生の頃から、声優アワードの受賞を夢見ていたという菱川は「自分だったらどんなスピーチをするだろう?と妄想するぐらい憧れていました」と明かし、「人生に関わるすべての方々のおかげであることを一生忘れず、がんばっていきたいです」と決意を語った。同じく声優アワードが目標の1つで、20歳までに叶えたい夢だったと述べるのは藤寺。「1つ夢が叶い、胸がいっぱいです」と噛み締めた。

左から菱川花菜、三川華月、藤寺美徳、村上まなつ。

左から菱川花菜、三川華月、藤寺美徳、村上まなつ。 [高画質で見る]

声優アワードの新人発掘オーディションをきっかけに声優になった三川。2度目の登壇に「やりました(笑)」と笑顔を見せながら、「一生に一度しか取れない新人賞で帰ってくることができてうれしいです」と述べる。村上は「身近な声優の友人たちが受賞した知らせを聞くたびに、うれしい気持ちもあったけど、私はその場にいれないんだなって悔しさも感じてきました」と回想。「この賞に恥じないお芝居ができるように、誠心誠意向き合っていきたいです」と、喜びを噛み締めながらも気持ちを新たにした。

AiScReamが歌唱賞、降幡愛が「愛♡スクリ~ム!」を語る

声優自らの名前もしくは演じている役名で楽曲を発表し、活躍した声優に贈られる歌唱賞を受け取ったのは、「ラブライブ!」シリーズ発のユニット・AiScReam。黒澤ルビィ役の降幡愛がメンバーを代表して登壇した。降幡は「私が演じているルビィはこの3月をもってAiScReamを卒業するので、今回の登壇は恐縮ではありますが、ともに活動した大西亜玖璃さん、大熊和奏さん、制作陣の皆さまにこの賞を贈りたいと思います」とコメント。「愛♡スクリ~ム!」のヒットについても、「歌の力は素晴らしいなと感じております」と語り、今後、新体制となるAiScReamに向けて「これからも素敵な楽曲を届けてくれると思います。今後も活動をよろしくお願いいたします」と伝えた。

降幡愛

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声優自らの名前もしくは演じている役名で、パーソナリティとして活躍した声優に贈るパーソナリティ賞は、日笠陽子が受賞。20歳のときからラジオに関わってきたという日笠は、ベテランのディレクターから「リスナーが聴きたいのは楽しんでいる声だよ」というアドバイスを受け「その言葉は今でもまだ胸にあります」と振り返る。また作品として、声優の魅力が最大限に発揮されたシナジー賞には、「アイドルマスター」シリーズが選出。作品を代表し、天海春香役の中村繪里子が登壇し、「『アイドルマスター』にはまだまだ340名のアイドルがプロデュースを待っています。20年積み重ねてきたことを、この先につなげていくために、私たちをプロデュースしてください」とアピールした。

日笠陽子

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中村繪里子

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さらにゲームで活躍した声優を表彰するゲーム賞は、「Fate/Grand Order」キャスト一同に贈られた。キャストを代表して大久保瑠美田中美海が登壇。大久保は「FGOは運営の皆さまとマスターの皆さまのおかげで10周年を迎えました。携わる1人として、ここまで歩んできたことをうれしく思っています」、田中は「10周年、2部終章が終わったというタイミングでの受賞、うれしく思っております。開発の皆さま、スタッフの皆さま、マスターの皆さま、最高のゲームをありがとうございます」と感謝を述べた。

左から大久保瑠美、田中美海

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佐久間レイ「声に愛がこもると私は信じてます」

各方面で活躍した声優に贈られる富山敬・髙橋和枝賞には、神尾晋一郎佐久間レイが選出。「正直、僕でいいんでしょうかと驚きました」と話す神尾は、「日々の業務を一緒にするスタッフやマネージャー、ファンの方々にこの場を借りて感謝を伝えたいと思います」と頭を下げる。佐久間は声優として演じるうえで決めていることがあると語り、「まず役を愛すること。悪役でも愛すべきことを探します。そうすることで愛情が湧いてきて、声に愛がこもると私は信じてます」と信念を明かす。さらに「声にはその人そのものが出ると思ってます。自分がしっかりしないと、とんでもないものが届いてしまいます。なので、愛を込めて届けようと思ってます」と続け、「やっと声優という称号をいただけたかな」と微笑んだ。

左から神尾晋一郎、佐久間レイ

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長年にわたり多くのジャンルに貢献した功労賞は、田原アルノとよこざわけい子に贈られる。今年で節目の60年を迎えるという田原は、「芸事は『70、80は鼻たれ小僧』と申します。90歳までがんばれという思いでこの賞をいただいたと思っております」と元気な様子を見せる。現在は、声優やナレーターの養成に携わるよこざわは「まだ道半ばですけど、後進の指導を38年間やってまいりました。私が自分に功労賞をあげるとしたら後進の指導だと思います」と思いを明かした。そして特別賞を受賞したのは、「2025年日本国際博覧会」の公式キャラクター・ミャクミャクの声を担当した水野なみ。水野は「キャラクターへの応援を感じたり、キャラクターに宿る輝きを感じ、その輝きは大きくなって、私の力になり支えてくれました」と振り返り、思わず涙をにじませた。

左から田原アルノ、よこざわけい子

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外画吹き替え、海外ドラマ作品で活躍した声優が受ける海外映画・ドラマ賞の受賞者は、尾上松也坂本真綾田村睦心。まだ吹き替えや声優の仕事経験が少ない尾上は「声だけで表現する難しさを痛感しております」と語り、「吹き替えというお仕事の尊さ、ほかにはない幸せを与えていただいたと思っております」と今後の仕事への意欲も明かす。小学校3年生から吹き替えの仕事をしてきたという坂本は、吹き替えの仕事は原点だと述べる。「演じることの楽しさも難しさも教わり、心血を注げることを見つけられた」と続け、今後も追求していきたいと話す。初めて声優アワードに登壇したという田村。「ずっと皆さんが受賞するのをいいなって思っていたので、今回すごくうれしいです」と素直な心境を伝える。そして「原音で演じる方がいらっしゃるので、その声を聞きたい方もいらっしゃると思うんですが、日本語で聞いてより意味が伝わるように面白いと思えるように一生懸命に作ってます。私たちも伝わるといいなと思ってお芝居させてもらってます」と吹き替えの魅力を語った。

左から尾上松也、坂本真綾、田村睦心

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田中真弓「“ババア”という私ぴったりの役」

助演声優賞には、上田麗奈川田紳司田中真弓が輝いた。上田は「熱量を持って制作に携わっているすべての方へのねぎらいだったり、今後の自信や意欲につながればうれしい」と、助演声優賞の受賞を喜ぶ。受賞に驚いたという川田は、「熱量の高いスタッフが生み出した作品、その作品のおかげで僕はここに立たせていただいているとしみじみ感じてます」と噛み締める。さらに「先輩の背中からたくさん学ばせていただきました。私もこの賞に恥じないように、学びが伝わる背中になれるよう、研鑽を重ねていきたいと思います」と気持ちを込める。「ダンダダン」のターボババア役などを務めた田中は、「“ババア”という私ぴったりの役をやらせていただけて幸せです」と語り観客を笑わせる。そして「マコさん(野沢雅子)ほど長く生きられないかもしれないけれど、あと10年ぐらいはがんばります」と締めくくった。

左から上田麗奈、川田紳司、田中真弓

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戸谷菊之介は緒方恵美と母親に感謝

主演声優賞を受賞したのは、戸谷菊之介若山詩音。その発表の前に、第1回で主演女優賞を受賞した朴璐美がアンバサダーとして登場した。コメントを考えずに登壇したという朴は「今とっても胸がいっぱいです。こんな素敵な賞の第1回をいただけていたんだなと、改めて感じてます」と振り返る。「声優業界はちょっと特殊な業界かもしれません。でもみんなで支え合ってます。佐久間レイさんの言葉じゃないですけど、愛を持って支えている、素敵な業界だと思ってます」と話した朴は、「これから世界がどう変化していくかわかりませんけど、愛を持って日々変化し続ける業界であっていただけたらと思ってます」と力強く語った。

朴璐美

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戸谷菊之介

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若山詩音

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朴の呼びかけで登壇した戸谷は、この場を借りて感謝したい人がいると述べ、自身にお芝居を教えてくれたという緒方恵美の名を挙げる。事務所に所属して5年間ずっとオーディションに受からない時期に緒方の主催する声優塾に参加したという戸谷。「そこで緒方さんにお芝居を教えていただき、お芝居の喜び、苦しみ、楽しみを教えていただいた」と感謝を語る。そしてずっと自分を応援し続けてくれているという母への思いを語った戸谷は、「今回は2人しかお名前を挙げられなかったんですけど、感謝したい方がいっぱいいます。その方々にはお芝居という形で伝えていきたい」と訴えた。続く若山は「今まで受賞されてきた方々に思いを馳せますと、自分はまだまだ未熟なんじゃないかなと思う部分もあります」と率直な思いを明かしながらも、「このいただいた賞に恥じぬような人間になっていくために、精一杯努力していこうと思います」と思いを新たにした。

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