最初の挨拶で山崎監督は「原作のファンだったので、(「寄生獣」とは)長い付き合いだったのですが、ようやく卒業できるような気持ちです」とコメント。染谷は「やっと完結編を皆さんにお目見えさせることができてうれしいです。感動してくださっていたら……」と感慨深げに語った。
続いて深津は「観てくださった方には感謝しかない」と観客に感謝しつつ、「自分のことを大切に思えるような、大事にしたい人をもっと大事にしていきたいと思えるような作品に仕上がったのでは」と、パラサイトでありながら母親になった田宮を演じた深津ならではの意見を述べる。撮影を振り返っての思い出を聞かれると染谷は「撮影していた5カ月半、ミギー(右手)に向かって話しかけていたら、最終的にはミギー(の姿)が目に見えるようになった」と話し、観客を驚かせる一幕も。
山崎監督は染谷と映画の宣伝のために全国キャンペーンを行った際に「『胸がキュンとする青春映画だってことをもっと売っていこうぜ!』ということで(巡った)地方では2人で『胸キュン胸キュン』ばっかり言っていました」と、染谷と「胸キュンキャンペーン」を開催していたことを明かした。また橋本は映画「寄生獣」に関わった感想を求められると「この映画が本当に大好き。とっても面白いってことを存分に伝えたい。国民全員が観てくれれば」と壮大な野望を語る。
そして舞台にパラサイトをリアルに再現したくす玉が運び込まれると、深津は「えっ」と戸惑った様子。染谷がパラサイトくす玉の紐を引くと、中からは「寄生獣 完結編 大ヒット!」の垂れ幕が。最後には山崎から長編映画の主演を務めきった染谷に、感謝の言葉とともに花束が渡されるサプライズがあり、舞台挨拶は幕を閉じた。
なおナタリーでは「寄生獣 完結編」の特集記事を展開しており、村野里美役の橋本愛、主題歌を担当したBUMP OF CHICKEN、そしてアニメ「寄生獣 セイの格率」で主演を務めた島崎信長へのインタビューを公開している。
※動画は現在非公開です。
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