テニミュ氷帝、コーデで競うTEAM Live開幕！“ゴージャスお見送り”も

「ミュージカル『テニスの王子様』TEAM Live HYOTEI」が本日4月12日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕した。

「TEAM Live」はチームにフィーチャーした学校ごとの魅力を堪能できるイベント。2015年7月から8月に行われた青学の「TEAM Live SEIGAKU」、不動峰の「TEAM Live FUDOMINE」では両校それぞれのカラーが表れたライブが繰り広げられ、2016年3月から4月に開催された聖ルドルフ・山吹の「TEAM Live St.RUDOLPH・YAMABUKI」では内容を一新し、キャラクターによるショートライブや私服によるキャストのトークショーなどが行われた。

今回の「TEAM Live HYOTEI」ではファッションショーをテーマに、ストーリーが展開する。まず「HYOTEI COLLECTION」と表示されていたモニターに「お茶会へようこそ」というメッセージが映し出され、制服姿の氷帝メンバーが豪邸でティーパーティーを楽しむ映像からスタート。スイーツを楽しむ氷帝メンバーの元に、突然「Mission」と書かれた封筒が届いたことから、彼らは次々と出されるお題をクリアしていく。

最初のミッションは「ここに集まったオーディエンスを最高のファッションショーで喜ばせろ」。ステージ上には派手なスーツに身を包んだメンバーが次々と登場し、ランウェイのごとく練り歩く。そのほかチームに分かれてコーデ対決を繰り広げる「テーマに沿ったコーディネートでオーディエンスを喜ばせろ」、出されたお題から同じ回答を導き出す「どのペアが一番相性が良いか競い合って決めろ」など、ミッションと称した日替わりネタも充実。キャスト陣がキャラクターになりきって、アドリブでトークを展開していくのも見どころだ。

また薔薇柄のスーツを着用した跡部によるソロ曲や、ジローによる傘を使用したソロ曲、宍戸・鳳ペア、跡部・樺地ペア、忍足・向日ペア、滝・芥川ペアによるダブルスを象徴する楽曲など、新旧の名曲たちがさまざまな演出を交えてお披露目されていく。武術着姿の日吉は「下克上」と書かれた扇子を両手に携え、ソロ曲を歌い踊ってみせた。最後は「24／365」「シャカリキ・ファイト・ブンブン」「STILL HOT IN MY HEART」といったおなじみの楽曲を、ジャージ姿で披露し、約1時間の「TEAM Live HYOTEI」は幕を閉じた。

囲み取材には氷帝メンバーが揃って登場。宍戸亮役の小早川俊輔は「今回は“ゴージャスお見送り”もあるということで、最後の最後まで楽しんでもらえたら」と、イベント後にキャスト陣が観客を見送る恒例の“お見送り”について言及。また日吉若役の内海啓貴は「稽古ではいろんなことをみんなで乗り越えてきました。あとはひと公演ひと公演を大事に集中して、熱量を持って、みんなで楽しみましょう！」と元気よく挨拶した。

見どころについて忍足侑士役の井阪郁巳は「やっぱり日替わりのシーン。毎回組み合わせもお題も違いますし、何度見ても皆さんに楽しんでいただける『TEAM Live』になっていると思います」とコメント。芥川慈郎役の田村升吾は「今回の『TEAM Live』はファッションショーがテーマ」と語り、「チームに分かれてコーデ対決をするんですけど、毎公演、このキャラがこれを着るのかとか、あのキャラにあれ着てもらいたいなっていう衣装がたくさん揃っていて。全部の公演を見てもらいたいくらい」とアピールする。またライブについて「ストーリー性がある。氷帝というチームのカラーもしっかり出ていて、最後はキリっと締まるシーンもあります」と自信のほどをうかがわせた。

最後に跡部景吾役の三浦宏規が、跡部らしく「最高に満足させてやるよ」と一言。「チムライが終わったらドリライも控えているので、ドリライを見据えて、毎公演丁寧にやっていきたいと思っています」と締めくくった。

公演は4月16日まで。19日からは大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演される。またBlu-ray / DVDが8月3日にリリースされることも決定した。