今年は48演目が登場、アトリエ劇研のシーズンプログラム2016-2017

京都・アトリエ劇研の、2016年から2017年のシーズンプログラムが発表された。

アトリエ劇研は、1984年にフランス文学者・波多野茂彌が私財を投じて設立した私設劇場。「アートスペース無門館」の名で開館し、1996年に「アトリエ劇研」に改称され現在に至る。2014年に劇作・演出家、俳優のあごうさとしがアトリエ劇研ディレクターに就任してから「シーズンプログラム」がスタートし、第2回となる今年は全48演目をラインナップ。あごうや劇研なつまつり、劇研アクターズラボなどによる劇場主催事業、木ノ下裕一、多田淳之介、柳沼昭徳らアソシエイトアーティストによる公演、ブルーエゴナクやドキドキぼーいずなど公募で決定した創造サポートカンパニーの公演、劇場支援会員制度でつながっている東京・こまばアゴラ劇場をはじめとするネットワーク劇場の作品などが控える。

劇場主催事業のひとつとして、今年は4月8日から5月8日に「アトリエ劇研スプリングフェス」が開催。“若手の登竜門”を主題とする同フェスは、大きく4つの企画から成る。劇場が支援する若手カンパニー10組による「創造サポートカンパニーショーケース」、烏丸ストロークロック×庭ケ月の共同連作「凪の砦」の第3弾「還る浜は凪がず」、舞台技術スタッフのためのワークショップ公演として上演される田中遊の「録音と生活」、あごうさとしの指導を1年間受講した劇研アクターズラボによる「タレをかける」だ。

シーズンプログラムをお得に楽しめる劇場支援会員制度や、「アトリエ劇研スプリングフェス」全演目が観られるセット券などもあるので、ぜひチェックしてみよう。