録音装置｢音箱｣を使い原田郁子、イルリメらが展示会

30秒間だけ録音できる装置「音箱」を用いて自由な表現をする展示企画「『音箱』展」が、神戸アートビレッジセンターで5月9日から18日にかけて開催される。

音箱とは、スピーカ、IC基盤、マイク、電池ボックス、プッシュスイッチからなるボイスレコーダーと、10cm角の正方形の紙箱からなるサウンドキット。「『音箱』展」ではこの装置を使うこと以外に制約は特に無く、どのような作品に仕上がるかは参加者次第となる。

この企画には、原田郁子（クラムボン）、イルリメ、大友良英、テニスコーツ、二階堂和美、石井モタコ（オシリペンペンズ）YTAMO / OORUTAICHI（ウリチパン郡）、オニ（あふりらんぽ）、砂十島NANI、ZAK、ASUNA、内橋和久、小曽根実、土岐英史（土岐麻子の父親）といったミュージシャンはもちろん、「ええ声」でおなじみのお笑い芸人・おかけんたや、映画監督の若松孝二、落語家の桂雀松・九雀・吉弥などもジャンルを超えて参加。さらに神戸映画資料館、神戸市立王子動物園、神戸市立青少年科学館など施設や、南京町商店街振興組といった団体も音箱の制作を行っている。

展示会の入場は無料。作品によっては販売も行われるとのことなので、関西近郊に住んでいる人は足を運んでみよう。