大型アイドルフェス「@JAM EXPO 2024 supported by UP-T」が9月14~16日に神奈川・横浜アリーナで開催される。
ライブイベント「@JAM」シリーズ最大規模の企画として毎年夏に行われている「@JAM EXPO」。今年はフェス初開催から10周年というメモリアルな公演で、周年を記念した企画やアイドル同士のコラボステージ、2014年以来の実施となる「アイドル大運動会」など見どころが満載だ。そんな3日間の祭典を締めくくるのが、出演アーティストによる選抜ユニット@JAM ALLSTARS 2024。毎回異なるメンバーで構成される@JAM ALLSTARSは、「@JAM EXPO」のグランドフィナーレに登場し、フェスのテーマソング「夢の砂~a theme of @JAM~」を歌唱するのが恒例となっている。
音楽ナタリーでは@JAM ALLSTARS 2024のメンバーである大和明桜(虹のコンキスタドール)、大場はるか(ナナランド)、小野寺梓(真っ白なキャンバス)、白岡今日花(Task have Fun)、小田アヤネ(クマリデパート)にインタビュー。ユニットメンバーに選ばれた心境、お互いのグループのイメージ、「@JAM EXPO 2024」への意気込みなどを語ってもらった。
取材・文 / 左藤豊撮影 / 飛鳥井里奈
平成の楽しさも令和の楽しさも知っているアイドル5人
──まず最初に、@JAM ALLSTARS 2024のメンバーに選ばれた心境をそれぞれ聞かせてください。
白岡今日花(Task have Fun) @JAM ALLSTARSに選ばれたのを知ったのは、ライブイベントの楽屋だったんです。社長から話を聞いて「よっしゃー!」と。すぐにメンバーにも伝えて、祝福してもらいました。以前から橋元さん(「@JAM」総合プロデューサーの橋元恵一氏)に「いつ@JAM ALLSTARSをやらせてくれるんですか?」と聞いていたんですけど、「そのうちね」とずっと濁されていて(笑)。今回選んでいただいてうれしかったです。Taskは「@JAM EXPO」のナビゲーターユニットのほうを全員経験していて、@JAM ALLSTARSは(熊澤)風花ちゃんに続いて私が2人目。Task全員がナビゲーターと@JAM ALLSTARSを制覇するのが目標です!
大和明桜(虹のコンキスタドール) 私は「@JAM THE WORLD」という配信番組でレギュラーサポーターを務めさせていただいているんですけど、その番組内で自分が@JAM ALLSTARSに選ばれたと突然聞かされてびっくりしました! 虹コンの清水理子が@JAM ALLSTARS 2022に選ばれ、グランドフィナーレで「夢の砂 ~a theme of @JAM~」を歌っている姿を見て「私も@JAM ALLSTARSになりたい」と思っていたんです。なので、今年選んでいただけてうれしいです。
大場はるか(ナナランド) 私は最初、ドッキリだと思いました。今年で「@JAM EXPO」10回目の出演になるんですけど、ずっと選ばれなかったし、今回も時期的に「もうほかの子が決まっているんだろうな」と思っていたんです。でもある日、楽屋でマネージャーさんからメール画面を見せられてびっくり! ドッキリだと思ったので楽屋内に隠しカメラがないか探しました(笑)。それ以降もずっと信じられなくて、レコーディング当日にメイクをしてもらうまで疑っていたんですけど、ドッキリじゃないことがわかったのでがんばります!
小田アヤネ(クマリデパート) 私もお話をいただいたときは「本当に!?」と驚きました。クマリデパートはずっと「@JAM」さんにお世話になっていて、ナビゲーターユニットや@JAM ALLSTARSに選ばれたメンバーもいるので、私も橋元さんに「出たいです!」とずっと言っていました。それが今回やっと叶ったんですけど、「いや待てよ。これは嘘かもしれない」と思い始めて、誰にも言わずずっと秘密にしていたんです(笑)。でもカレンダーのスケジュールに@JAM ALLSTARSの予定が入って、それを見たメンバーが「選ばれたの!? おめでとう!」って私以上に喜んでくれたのがうれしくて、クマリの代表としてがんばりたいなと思いました。
小野寺梓(真っ白なキャンバス) 私も@JAM ALLSTARSに憧れがあったんですけど、過去にナビゲーターユニットを経験しているので無理かもと思っていました。@JAM ALLSTARSはライブアイドル界の代表みたいなイメージがあるので、その歴史に名前を残せるのが本当にうれしいです! 毎年グランドフィナーレを見ていて「私が紛れ込んでもバレないんじゃないか? 乱入しようかな?」と思っていたんですけど、今年はついに公式に踊ることができます(笑)。11月で解散する真っ白なキャンバスにとっては最後の夏ということもあり、「輝き切りたい」と思っていて。「@JAM EXPO」でまた1つ輝けるステージを用意していただけたことがうれしいです。
──この5人の顔ぶれを見て、今年の@JAM ALLSTARSにはどんな印象がありますか?
大場 今改めてみんなの顔を見て、2024は個性が強いなと思いました。(かわいい声で)「私たち@JAM ALLSTARSです♡」というよりは、(低い声で)「私たち@JAM ALLSTARSですッ!」みたいな(笑)。普段の対バンで顔を合わせることが多いメンバーさんたちなのでホッとしていますね。
小田 そうそうたる方たちの中に入らせていただいて、私はまだ緊張しています……。でもうれしいです!
白岡 皆さんのことはもちろん知ってはいるけど、お話しする機会が今まであまりなかったので、仲よくなるチャンスだと思っています。
大和 みんなコロナ禍以前から活動していて、平成の楽しさも令和の楽しさも知っているアイドル5人というところが私はいいなって思います。はるぴーさん(大場)がすぐにLINEグループを作ってくれたんですよ。
──LINEグループを通じて5人でやりとりをしているんですね。
小野寺 いや、それが最近まで1人入っていなくて。
小田 本当にごめんなさいー!
大場 みんなを招待したんですけど、小田ちゃんだけ反応がないまま1カ月が過ぎてしまって。
小田 私はアイドルさんの友達が全然いなくて、こういう場合どんな反応をしたらいいんだろうと悩んでいるうちに時間が過ぎてしまったんです……。
大場 で、つい先日とあるアイドルフェスで小田ちゃんを見かけたので、腕をつかんで「LINEグループ、まだ登録してないよね?」と(笑)。
小田 優しくリードしていただき、遅ればせながらグループに入らせていただきました!
MVに棒立ち真顔の大和明桜
──先日、「夢の砂 ~a theme of @JAM~」のレコーディングとミュージックビデオ撮影をされたそうですね。
小田 そういえば、終盤のフェイクの部分はどうなったんですかね?
大場 確かに。ちょうど現場に残っていた3人がフェイクのレコーディングをして、その中の誰かの声が使われると聞いていたんですけど、結局誰になったんだろう?
大和 はるぴーさんと今日花ちゃんのフェイクが使われていましたよ。MVも先日「@JAM THE WORLD」の配信後、橋元さんに観せていただきました(※取材時はMV公開前に実施)。
大場 え、もうMV完成してるんだ!? どうだった?
大和 ソロパートはレコーディング風景が使われていて、みんなかわいかったんですけど、私だけ棒立ちの真顔でした。レコーディングが難しくていろいろ考えながら歌っていたら真顔になっちゃって、恥ずかしい!
小田 え、ヤバい! 私もずっと歌に集中しちゃっていたから……。
白岡 ガチで歌っているときの表情って恥ずかしいですよね。
大場 私も絶対大口開けてるよー。
大和 いやいや、皆さんかわいかったです。私だけシュール! 映像を観たら皆さん絶対に爆笑すると思います(笑)。
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それぞれの「@JAM EXPO」の思い出