サカナクション圧巻パフォーマンスで超満員BLITZを魅了
2009年3月8日 17:15 2
1月にリリースされた3rdアルバム「シンシロ」のレコ発ツアーとして、2月14日の京都公演を皮切りにスタートしたこのツアー。彼らの注目度の高さを証明するように、チケットは全公演ソールドアウト。この日も1階フロアが満員になるだけでなく、2階席も立ち見が出るほどの大盛況となった。
深海を思わせる水音がSEとして流れ、両側の壁にはバンドのロゴが泳ぐように映し出されるなど、ライブ前からフロアは独特の雰囲気に包まれる。そして19時過ぎ、客電が静かに落ち5人がステージに登場。大歓声が起こりオーディエンスのテンションは早くも一度目のピークを迎えた。
この日のライブは「シンシロ」からのナンバーはもちろん、初期のナンバーを含む集大成的な内容。序盤はアッパーなナンバーで攻め、中盤ではサカナクションの持つディープな音楽性を押し出した楽曲を配置するなど綿密に練られた選曲で進められた。
いずれの曲もイントロが鳴るたびに歓声が上がっていたが、特に彼らのデビューのきっかけともなった「三日月サンセット」をはじめ、「サンプル」「ナイトフィッシングイズグッド」といったライブの定番ナンバーではフロアが大きく揺れるほどの盛り上がり。それに呼応するようにバンドもテンションの高いステージを繰り広げ、満員の会場は始終高揚感と熱気に包まれた。
ほかにも「ネイティブダンサー」や「セントレイ」では、レーザーや色鮮やかな照明が用いられ、楽曲のイメージを視覚に訴える試みも披露。フェスやイベントでは実現できないワンマンライブならではの濃密なステージで観客を酔わせた。さらに、MCではアンダーグラウンドミュージックと王道のエンターテイメントミュージックの隙間を"うなぎのように"泳ぎながら精力的に活動を続けていきたいといった決意表明ともいうべき宣言も飛び出し、パフォーマンス以外でも彼らのさらなる進化を予感させる場面が見受けられた。
なお、ツアーはthe telephones、OGRE YOU ASSHOLEといった同世代バンドとの対バン公演を含み、残すところ6公演。最終公演はワンマンライブとなり、彼らの地元・北海道にて2日間にわたり行われる。
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