L'Arc-en-Cielリキッド無料ライブで777人相手に大暴れ

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4月20日、L'Arc-en-Cielが東京・LIQUIDROOM ebisuにて無料招待制ライブ「一夜限りのL'Arc-en-Ciel Premium Night」を開催した。

写真は4月20日のライブの模様。

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hyde(Vo)

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ken(G)

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tetsuya(B)

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yukihiro(Dr)

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このイベントは彼らの所属レーベルKi/oon Musicの設立20周年を記念し、同会場にて20公演連続で行われている企画「キューン20 イヤーズ&デイズ」の一環として、最新アルバム「BUTTERFLY」購入者を対象に開催されたもの。アルバム購入者から寄せられた応募総数20万件の中で当選した777人が招待され、貴重なステージを楽しんだ。また、ライブの模様は同じくアルバム購入者10万人に向けてUstreamでの同時生中継も行われ、全国各地のファンが彼らのパフォーマンスを堪能した。

現在約4年ぶりのワールドツアー「L'Arc-en-Ciel WORLD TOUR 2012」を開催中のL'Arc-en-Cielが日本でパフォーマンスを行うのは、2月末に横浜アリーナで実施したファンクラブ限定公演以来約2カ月ぶり。「a swell in the sun」が流れる中メンバーがステージに登場すると、割れんばかりの大歓声が沸き起こる。そんな中始まった1曲目は「CHASE」。しかもワールドツアーで披露されているのと同じ英語バージョンで、オーディエンスの興奮は早くも急上昇。tetsuya(B)のコーラスに合わせ、サビでは「chasing you!」の大合唱が起こった。その後も冒頭からアッパーチューンを連発し、普段よりラフな衣装に身を包んだhyde(Vo)はステージ前方ギリギリでフロアを煽る。あっという間に場内の温度が上がると、hydeは「リキッド、近いね。チューできるね(笑)」「久しぶりにいい汗かく関係になっちまおうぜ!」と、オーディエンスを煽った。

「CHASE」と同じく英語バージョンで披露され、グラマラスなサウンドが会場中を満たした「X X X」に続いては、アルバム「BUTTERFLY」から「shade of season」や「wild flower」といった新曲も演奏される。「shade of season」ではせつない歌詞の世界をken(G)の情熱的なギターが彩り、「wild flower」ではtetsuyaとyukihiro(Dr)が紡ぐどっしりとした低音がhydeの哀切な歌声を支える。そしてワールドツアーでも披露されている「いばらの涙」では、4人それぞれが奏でる重厚な音が会場に響き渡り、すさまじい熱量でフロアを圧倒していた。

「NEXUS 4」が終わると、kenがカンペと紙袋を手にマイクへ向かう。とてもはっきりした発音の日本語で「こんにちは、恵比寿のみなさん! L'Arc-en-Cielです! 今日もワールドツアーのMCの感じを出していこうと思います!」と、ワールドツアーで行っている“ご当地お土産MC”を完全再現したMCを始め、会場を爆笑に導いた。「いつものようにお土産を買ってきました」とyukihiroに手渡されたのは、渋谷近辺で購入されたさまざまな種類のお菓子類。アットホームな展開に、フロアからは温かい笑い声が起こった。

そんなコーナーを挟み、この日のステージもいよいよ後半戦へ。yukihiroの刻むタイトなリズムに乗り、オーディエンスが一斉にジャンプした「SEVENTH HEAVEN」の後、「Driver's High」ではhydeが大サビをフロアの全員に合唱させるという珍しい光景も展開された。会場の一体感がピークに達したところで、最後に披露されたのは「Shout at the devil」。4人が鳴らす激しいサウンドを、観客は頭を振り、身体を揺らして全身で受け止める。曲が終わるとhyde、ken、tetsuyaがステージを去り、yukihiroのドラムソロへ。オーディエンスはいつもとは異なる至近距離でのソロを、彼の表情や手元の動きまで見つめながら楽しんでいる様子だった。

インターバルを挟んで再びステージに現れたhydeは、LIQUIDROOMでのパフォーマンスの感想を「久しぶりに汗かかせてもろたわ(笑)」と話して笑う。そして所属レーベルの20周年に対して「お互い20年経ったわけだけど、よくまあ、こんな難解なバンドに付き合ってくれたと思います(笑)。20周年おめでとうございます、そしてありがとうございます」と率直な思いを語り、フロアから大きな拍手を浴びていた。

ここで再び「BUTTERFLY」から、アルバムのエンディングを飾る優しく幻想的なナンバー「未来世界」を演奏する。tetsuyaのアップライトベースが柔らかく響き、会場中を酔わせた後は「ひと暴れしましょうか! やれんのリキッド!」というhydeの咆哮から777人のハンドクラップが鳴り響いた「Link」へ。途中ではtetsuyaがワールドツアー中のアーティストらしく「ニホンノミナサン、コニチワ!」と片言の日本語で挨拶し、フロアを笑わせるシーンもあった。そしてこの日のステージもいよいよフィナーレへ。ラストナンバー「READY STEADY GO」ではステージ上の4人とフロアの777人、全員の気合が激しくぶつかる。最後にふさわしい盛り上がりの中、hydeはフロアにダイブしてオーディエンスと喜びを分かち合う。ステージへ戻った彼は「またすぐ帰ってくるから! また会おうぜ!」と、ワールドツアー凱旋公演での再会を約束し、熱狂の舞台を去っていった。

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ラッタ@webライティング教材を無料配布中🐸 @ratta_tw

@MdSfa4B26aXjUtO 侵食よき!基本ken曲が好き!

聞いて!!!
昔これ当選して行ったの❤(ӦvӦ。)
https://t.co/12oLcen4FM

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