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大島優子が逆転トップ当選!波乱の第2回AKB48総選挙

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5月25日からスタートした、AKB48の17thシングル(8月18日リリース)の選抜メンバーを決めるファン投票企画「AKB48総選挙」。この選挙の開票イベント「母さんに誓って、ガチです」が本日6月9日、東京・JCBホールで行われた。

この選挙はAKB48やSKE48、各グループの研究生を含む計104名の中から、選抜メンバー21名を選出するというもの。16thシングル「ポニーテールとシュシュ」に封入されたシリアルナンバーカードなどを使って投票が行われ、上位21名が17thシングルのタイトル曲を歌うことができるほか、22位~40位に選出された19名も「アンダーガールズ」としてカップリング曲で参加することになる。

この日のイベントは会場の観客のみならず、全国29館の映画館の計43スクリーンで1万2000人以上ものファンが開票の瞬間を目撃。テレビや新聞、雑誌、WEBなどのメディアも多数駆けつけ、注目度の高さを証明した。

会場フロア前方に100席以上の椅子が並べられ、いつものコンサートとは異なる雰囲気。そんな中、定刻どおりに会場が暗転し、まずはAKB48の現選抜メンバーが登場して「ポニーテールとシュシュ」を披露した。1曲歌い終えると、宮澤佐江は「ついにこの日を迎えてしまいました」と緊張した面持ちでコメント。選挙を通じてさまざまなメディアで取り上げられたことを受け、「今回の選挙で、逆にいろんな人にAKB48をアピールできたんじゃないかと思ってます」と前向きに語った。

続いて、前田敦子、高橋みなみ、渡辺麻友、大島優子、板野友美、小嶋陽菜、柏木由紀からなる7人組ユニット「チームドラゴン from AKB48」が登場。7月21日にリリースされるデビューシングル「心の羽根」を、ファンの前で初披露した。全員白い衣装に身を包んだメンバーは、緊張した表情を見せつつもしなやかなダンスでファンを魅了した。

チームドラゴンが歌い終えると、今度はSKE48チームSのメンバーがステージに現れ、3rd公演「制服の芽」からアッパーな「ピノキオ軍」を熱唱。フレッシュなパフォーマンスで会場を沸かせた。

3組の歌披露が終わると、いよいよ開票イベント本編がスタート。今年は司会を徳光和夫と木佐彩子が務め、徳光は「通常は(発表の)5分前には結果が手元に届くが、今回はそれもない」とこのイベントの“ガチ”ぶりを口にした。また、ここで中間発表までに約19万6000票もの投票があったことが明かし、昨年の第1回総選挙との規模の違いを説明した。

この後、徳光と木佐が各チームメンバーをひとりずつ呼び入れ、104人全員が着席したところで結果発表に突入。まず、40位から31位までの10名が票数とともに読み上げられた。石黒貴己(40位)、山内鈴蘭(36位)といったAKB48研究生、矢神久美(38位)、高柳明音(35位)といったSKE48メンバーが票を伸ばしたほか、初日速報、中間発表で40位圏外だった松原夏海(39位)が昨年同様“滑り込み”でランクインするなど、興味深い結果となった。

続いて、30位から22位の結果を発表。島崎遥香がAKB48研究生から唯一トップ30入り(28位)を果たしたほか、SKE48チームSの大矢真那(24位)が大きく票を伸ばすなど、ここでも波乱の結果が続いた。そんな中、昨年は選抜メンバーに選ばれた倉持明日香(23位)と多田愛佳(22位)は今回、惜しくも選抜入りならず。それぞれ大粒の涙を流しながら、選抜落ちした悔しさと投票してくれたファンに対する感謝の気持ちを述べた。

アンダーガールズの19人が決定すると、いよいよ選抜メンバー21人の結果発表に突入。20位には今回が初の選抜入りとなる仲川遥香が選ばれた。仲川は「去年(選抜に)入れなくて悔しくて。私はそのとき、もうAKBにいられないんじゃないかってくらい悔しくて、みんなが(選抜に)入っていく姿を見るのがすごい悲しくて」と昨年の悔しさを涙ながらに語り、続けて「みなさんがいなかったら私はこの順位になれなかったと思うし、みなさんの1票1票のおかげでこの20位という順位をいただくことができました」とファン向けて感謝の気持ちを贈った。

また、昨年は27位でアンダーガールズに甘んじた指原莉乃も19位にランクイン。2009年6月リリースの「涙サプライズ!」以来1年2カ月ぶりの選抜復帰となり、「この1年間選抜に入ることができず、たくさんつらい思いや悔しい思いをしてきたんですけど、今またこうやって(選抜メンバーに選ばれ)ステージに立てて本当に本当に幸せです」と喜びを口にした。同じく、昨年はアンダーガールズ(23位)だった高城亜樹も今年は13位にランクアップ。「ポニーテールとシュシュ」に続き2作連続での選抜入りを果たした高城は、「去年は選抜に入れず悔しくて、ステージ上では泣かなかったんですけど、裏ではずっと悔し涙を流している状態だった」と当時を振り返りつつ、「もっともっと成長していくために、この順位に満足せずこれからもっともっとがんばっていきます」と前向きに表明した。

12位以上はテレビや雑誌に登場する機会が与えられる“メディア選抜”メンバーということもあり、会場内の熱気はさらにヒートアップ。11位に松井玲奈、10位に松井珠理奈とSKE48のフロントメンバー2人がランクインし、この結果に観客のテンションは一気に高まっていった。昨年の29位から大幅にアップした松井玲奈は、「本当にこんな泣き虫で弱い、もやしみたいな私に投票してくださってありがとうございます」と前置きし、「この1年間、SKE48として、そしてAKB48のアンダーガールズとしてがんばってきて、その私の進んできた道が間違ってなかったからこそ、(ファンに)認めていただけたからこそ、今日このステージに立たせていただけてるんだなと思います」と喜びを口にした。

また、昨年は19位だった松井珠理奈も晴れてメディア選抜入り。普段は強気な彼女も涙を見せながら、「正直、今回の総選挙もすごく不安でいっぱいでした。こうやって素晴らしい順位をいただけたので、次回がもしあるのならもっともっと上を目指します」と力強く語った。

いよいよトップ5の発表。昨年4位だった渡辺麻友は5位にランクをひとつ落とし、そして昨年7位だった板野友美は4位に上昇。篠田麻里子が昨年と同じく3位を維持し、泣きながら「5年間続けてきてよかった!」と喜びを表現した。

続いて2位の発表。初日速報、中間発表では昨年同様に大島優子が2位だったが、読み上げられたのは昨年から1位を維持してきた前田敦子の名前だった。これには会場中にどよめきが起こったが、前田は涙を見せながらも晴れ晴れとした表情でステージに立った。前田は「負けず嫌いなので正直悔しいです」と前置きしつつも、「少しだけホッとしている自分がいます。私は1位の器じゃない」「去年(1位になり)、AKBを引っ張っていかなきゃいけない立場だったのに、私にはうまくできなかった。もしリベンジできるのであれば、もっとたくさんの人に認めていただけるようがんばりたい」と前向きに語った。

そして1位に選ばれたのは、常にナンバー2のポジションで前田をサポートしてきた大島優子。秋元康総合プロデューサーから優勝トロフィーを手渡されると、大島は「(1位に選ばれたのが)嘘のようです。私は去年、『(私の)背中を押してください』と言いましたが、今年は1位。背中を押してくださいとは言いません。(私に)ついてきてください」と力強く今後の抱負を口にした。そして、「AKB48が日本のトップアイドルとしてずっと輝いていけるように努めますので、よろしくお願いします」とファンに向けて宣言した。

こうして、約3時間にわたる開票イベントは終了。この結果を受けてAKB48がどのような飛躍を遂げるのか、今後の活躍に期待しよう。

AKB48 17thシングル選抜総選挙「母さんに誓って、ガチです」
投票結果最終発表

1位:大島優子(チームK:中間2位/初日2位/昨年2位/31448票)
2位:前田敦子(チームA:中間1位/初日1位/昨年1位/30851票)
3位:篠田麻里子(チームA:中間4位/初日5位/昨年3位/23139票)
4位:板野友美(チームK:中間3位/初日4位/昨年7位/20513票)
5位:渡辺麻友(チームB:中間5位/初日3位/昨年4位/20088票)
6位:高橋みなみ(チームA:中間6位/初日6位/昨年5位/17787票)
7位:小嶋陽菜(チームA:中間7位/初日10位/昨年6位/16231票)
8位:柏木由紀(チームB:中間8位/初日7位/昨年9位/15466票)
9位:宮澤佐江(チームK:中間9位/初日9位/昨年14位/12560票)
10位:松井珠理奈(SKE48チームS:中間15位/初日18位/昨年19位/12168票)
11位:松井玲奈(SKE48チームS:中間10位/初日8位/昨年29位/12082票)
12位:河西智美(チームB:中間13位/初日13位/昨年10位/11080票)
13位:高城亜樹(チームA:中間11位/初日11位/昨年23位/11062票)
14位:峯岸みなみ(チームK:中間15位/初日15位/昨年16位/9692票)
15位:小野恵令奈(チームK:中間12位/初日12位/昨年11位/9468票)
16位:北原里英(チームB:中間14位/初日14位/昨年13位/8836票)
17位:秋元才加(チームK:中間21位/初日21位/昨年12位/8049票)
18位:佐藤亜美菜(チームB:中間19位/初日16位/昨年8位/6921票)
19位:指原莉乃(チームA:中間18位/初日17位/昨年27位/6704票)
20位:仲川遥香(チームA:中間20位/初日19位/昨年圏外/6567票)
21位:宮崎美穂(チームB:中間17位/初日20位/昨年18位/6371票)
22位:多田愛佳(チームA:中間22位/初日21位/昨年20位/6145票)
23位:倉持明日香(チームA:中間23位/初日23位/昨年21位/5355票)
24位:大矢真那(SKE48チームS:中間27位/初日32位/昨年圏外/4634票)
25位:増田有華(チームB:中間24位/初日24位/昨年25位/4137票)
26位:平嶋夏海(チームB:中間25位/初日25位/昨年26位/4106票)
27位:石田晴香(チームB:中間31位/初日34位/昨年圏外/3235票)
28位:島崎遥香(研究生:中間35位/初日圏外/初登場/3076票)
29位:仁藤萌乃(チームK:中間28位/初日28位/昨年圏外/2693票)
30位:小森美果(チームB:中間26位/初日26位/昨年圏外/2613票)
31位:佐藤すみれ(チームB:中間33位/初日30位/昨年圏外/2591票)
32位:梅田彩佳(チームK:中間29位/初日35位/昨年圏外/2499票)
33位:藤江れいな(チームK:中間32位/初日29位/昨年圏外/2460票)
34位:米沢瑠美(チームK:中間38位/初日40位/昨年22位/2171票)
35位:高柳明音(SKE48チームKII:中間40位/初日38位/昨年圏外/2030票)
36位:山内鈴蘭(研究生:中間34位/初日37位/初登場/1945票)
37位:片山陽加(チームA:中間36位/初日36位/昨年28位/1935票)
38位:矢神久美(SKE48チームS:中間30位/初日33位/昨年圏外/1909票)
39位:松原夏海(チームA:中間圏外/初日圏外/昨年30位/1854票)
40位:石黒貴己(研究生:中間37位/初日圏外/初登場/1603票)

※各メンバーのコメントを後日掲載予定。

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