リムジンで会場に到着し、本作のイメージカラーであるピンクのカーペットを練り歩いたのは樫野零役の
黒いスーツに真っ白なシャツ、ドット柄の蝶ネクタイ姿でステージに上がった藤ヶ谷は「今日は僕らの愛をみんなに届けマース!」と、本作のタイトルにかけて挨拶。窪田は「こんちはー! 初めてリムジンに乗りましたー!」とおどけ、飯豊も「よろしくお願いしマース!」と元気いっぱいにファンに語りかける。続く稲葉は「稲葉友ですっ! 今日は(山崎紘菜演じる)晴美の分まで皆さんに愛を届けたいと思います」と、晴美に恋心を寄せる達也らしくコメント。
本作のストーリーにちなみ、「運命の出会いを感じる瞬間は?」という質問が飛ぶと、窪田は「僕が通勤しているという設定なんですが、毎朝同じ車両の定位置に座っている女性がいるんです。マスクを被っていて……」と話しはじめる。すかさず藤ヶ谷が「プロレス?」とツッコみ、阿吽の呼吸を見せつけた。藤ヶ谷は、出勤から退勤までの間に同じ女性と3度肩がぶつかるシチュエーションに運命を感じるというマニアックな回答。「3回ぶつかったら、そのとき俺は言いますね。『あなたは運命の人です! 好きです!』」と叫んで観客を喜ばせた。
最後のメッセージでは、窪田が「散々ふざけちゃいましたけど、映画はすごくシリアスで、恋愛というものがなんなのかを教えてくれる作品です。最高にピュアでまっすぐな恋愛を目に焼き付けてください」とアピール。藤ヶ谷は「人間のディープなところをきれいに描いている作品です。愛することの難しさ、素晴しさを感じてもらえると思います。さようなら!」と挨拶してイベントは終了。
そして「MARS(マース)~ただ、君を愛してる~」の上映後、サプライズで再び4人が登場し、舞台挨拶が行われた。主題歌のKis-My-Ft2「Gravity」が大音量で鳴り響く中、藤ヶ谷らが現れると、ファンはヒートアップ。藤ヶ谷は「さっき映画に出ていた本物です!」と茶目っ気たっぷりに挨拶した。また観客に「皆さんはどんな場面が好きですか?」と尋ねる一幕も。客席から「砂場!」と声が飛ぶと、飯豊は「私もあのシーン大好き!」と大きく頷く。すると窪田は間髪入れず「“浜辺”ね! 規模感ちっちゃくなっちゃう!」とツッコみ、観客は爆笑の渦に。ほかにも「ツリー!」「工事現場!」などの観客の声にキャストたちも楽しげに応え、和気あいあいとイベントは進行してく。
「牧生は零の狂気を引き出す役割だったんです」と、窪田は自身が演じた牧生が零に首を締められるシーンについてトーク。「零がけっこう本気で来て苦しかったんだけど、『零の狂気を見られてるな』と思ったら、牧生として笑っちゃいました。そこは印象に残ってますね」と役柄にのめり込んだ撮影時のエピソードを明かした。その言葉に藤ヶ谷は「牧生だったから本気でいったけど、マサ(窪田)だったら絶対苦しめない!」と宣言する。客席からは歓声が送られたが「俺たち仲いいでしょ?意外でしょ?」とアピールすると今度はノーリアクション。「え、意外じゃない!? 急にシカト!?」と焦った姿を見せ、会場を沸かせた。
最後に藤ヶ谷が「撮影の裏話を聞いた以上はもう1回観ないとね! また違うメッセージを受け取ってもらえると思いますので。さっき映画が終わって舞台挨拶に出てきたとき、皆さんに拍手をしてもらえてうれしかったです。この感覚はずっと忘れないんだろうな。さようなら!」とファンに呼びかけ、舞台挨拶を締めくくった。
「MARS」は1996年から2000年まで別冊フレンド(講談社)にて連載された、累計発行部数500万部を超えるラブストーリー。6月18日に公開される映画版では、ドラマ「MARS(マース)~ただ、君を愛してる~」のキャストが続投し、零、キラ、牧生による愛憎劇の結末が描かれる。
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