第27回手塚治虫文化賞のマンガ大賞最終候補8作品を発表、得票数1位は「SPY×FAMILY」

朝日新聞社が主催する、第27回手塚治虫文化賞のマンガ大賞最終候補8作品が明らかになった。

最終候補作品は、たらちねジョン「海が走るエンドロール」、やまじえびね「女の子がいる場所は」、遠藤達哉「SPY×FAMILY」、タイザン5「タコピーの原罪」、惣領冬実「チェーザレ 破壊の創造者」、松本大洋 「東京ヒゴロ」、真造圭伍 「ひらやすみ」、入江喜和「ゆりあ先生の赤い糸」。7人の社外選考委員による投票と、書店員、マンガ関係者、一般読者による推薦によって選ばれており、総得票1位は「SPY×FAMILY」が獲得した。受賞結果は最終選考委員会を経て、4月下旬頃に朝日新聞紙上と朝日新聞デジタルで発表。 贈呈式は6月8日に東京・朝日新聞東京本社で開催される予定だ。

選考委員は秋本治、里中満智子、高橋みなみ、中条省平、トミヤマユキコ、南信長、矢部太郎の7人と、朝日新聞社の角田克氏と喜多克尚氏が担当。結果を予想する読者投票も実施しており、大賞受賞作に投票した人から抽選で50人に第27回記念ピンバッジがプレゼントされる。応募方法の詳細は特設サイトで確認を。

マンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社が1997年に創設した手塚治虫文化賞。年間を通じて最も優れた作品に贈るマンガ大賞のほか、新生賞、短編賞、特別賞が設けられ、受賞作品の作者には鉄腕アトム像と賞金が贈呈される。