ドラム演奏や早着替えも、三浦大知“FEVER”生み出したツアー閉幕

三浦大知が全国ツアー「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2015 "FEVER"」の最終公演を11月13日に東京・中野サンプラザホールで実施。アンコールを含め23曲を披露し、2時間強にわたって熱のこもったパフォーマンスを展開した。

最新アルバム「FEVER」を携えた今回のツアーは、全国17カ所21公演で自身のツアー最多動員数を記録。ファイナルのこの日は「FEVER」収録のソリッドなファンクナンバー「Supa Dupa Paper Plane」から幕が開いた。三浦の真骨頂とも言える激しいダンスチューン「I’m On Fire」では、ダンサーが三浦の衣装を引き抜いて早着替えを披露するなど、一瞬も目が離せないステージングで観客の視線を釘付けにしていく。

最初のMCでは、アルバムとツアーのタイトルに込めた思いを話す三浦。「“FEVER”と聞くと熱く盛り上がってるイメージがあるかもしれませんが、僕は熱狂や興奮にもいろんな種類があると思っています。今日は三浦大知なりにいろんな“FEVER”を用意してきました。それを楽しんで、感じていただいて、今日集まってくださった皆さんとしか作れない最高の“FEVER”を作っていけたらうれしいです！」と意気込みを伝え、場内をより一層盛り上げる。

中盤のハイライトは、三浦がドラムセットに座って登場した「One Shot」。これまでのライブでギターやキーボードの腕前を披露したことはあったが、ドラムを叩く演出は初めて。ハードロック調の曲を楽しそうな表情で1曲丸々ドラム＆ボーカルとして務め上げ、大きな喝采を浴びた。またEDM調にリミックスされた「Right Now」では、ダンサーに続いて三浦も客席に降り、1階席の中央通路に用意された小さなステージに上がって熱唱。ヒートアップした観客は三浦に向かって威勢よく手を突き上げ、場内には三浦を中心に大きな興奮が渦巻いていた。

そして本編ラストのMCでは「ライブは皆さんとの思い出。それが10年歌い続けてこられたパワーの源」と、デビュー10周年を迎えた感謝を観客に伝える。さらに「皆さんからもらったパワーや、心に感じたことをしっかり音楽に変えて恩返ししていけたら。これからも皆さんと一緒に最高の音楽を作っていけたらと思いますのでよろしくお願いします！」と三浦が挨拶すると、客席から温かい拍手が沸き起こった。その後の「music」では、色とりどりの小さな風船が客席で舞い、続く「Sing Out Loud」では本人と観客の大合唱で場内が1つになる。冒頭の宣言通りさまざまな“FEVER”を生み出したツアーは、温かくハッピーなムードで終了した。

なお三浦大知は、12月16日にミュージックビデオ集「Choreo Chronicle 2012-2015 Plus」をリリース。この作品では前作「Choreo Chronicle 2008-2011 Plus」以降に発表したシングル、アルバム収録曲のミュージックビデオと振り付けビデオが網羅されている。GYAO!では今作のボーナス映像である、最新アルバムのタイトルチューン「FEVER」のコレオビデオが明日11月16日正午まで公開されているのでチェックしておこう。