大木凡人がわずか半月でバンド脱退、メジャーデビュー目前に

6月3日にタレントの大木凡人がボーカリストとして加入したロックバンド、フラチナリズムが新編成での初のライブを6月18日に東京・morph-tokyoで開催した。

「8月30日までに5000枚売れなければ即契約解除」という条件で、8月19日にメジャーデビューミニアルバム「裸一貫」をリリースすることになったフラチナリズム。彼らは大動脈解離から復活した大木凡人の生命力と強運にあやかりたいと考え、大木宅に押しかけてメンバー入りを直訴した。その後フラチナリズムは会見を行い、そこで新メンバーとして大木が参加することを発表。大木は金髪、サングラス、皮ジャンといういでたちで登場し、「69歳。69（ロック）スターです。フラチナリズムにボーカルとして加入、魂で伝えたい！」と元気に宣言した。

6月18日に行われた大木を迎えての初ライブでは、大木はカラオケの十八番だという黒沢明とロス・プリモスのカバー「ラブユー東京」と、フラチナリズムのデビューミニアルバムの収録曲「幸せのキセキ」を熱唱。観客を沸かせたが、その後この日限りでバンドを脱退することを突然表明した。脱退の理由は「歌詞が覚えられない」「営業との両立が難しい」「ギャラが安い」など。悩んだ末の苦渋の決断だったと胸の内を吐露した。

メジャーデビューミニアルバム「裸一貫」はコンサドーレ札幌の公認応援ソング「運命共同体」など8曲を収録。CD発売に先駆けて7月4日と7月12日に東京・タワーレコード八王子にてインストアライブ＆特典会の開催が予定されている。