NHK震災特集で「満月の夕」ドキュメント放送、中川敬と山口洋のライブも

NHK総合で1月17日（土）23:15より特別番組「『満月の夕』～震災で紡がれた歌の20年～（仮）」がオンエアされる。

番組タイトルになった「満月の夕」は、1995年に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに中川敬（ソウル・フラワー・ユニオン）と山口洋（HEATWAVE）によって共作された楽曲。この曲には2通りの歌詞が存在し、被災地・神戸の避難所に日々通ってボランティアで歌っていた中川は、被災地の風景と、災害と直に向き合う人々の心情をつづった。一方、テレビや新聞で震災を知るしかなかった山口は、遠い被災地への祈りと未来への希望を歌詞で表現。「満月の夕」は1995年以降もさまざまな歌手によって歌い継がれ、2011年の東日本大震災の被災地で再び歌われることになる。

今回の番組では、この20年間で“震災の歌”になる運命をたどった「満月の夕」が歌われた、兵庫・神戸、宮城・女川、福島・相馬などの現場と人を取材。歌に込められたさまざまな思いに迫る。また、中川バージョンと山口バージョンそれぞれの「満月の夕」のライブ演奏も紹介。ソウル・フラワー・モノノケ・サミット with リクオによる、かつて避難所があった兵庫・神戸市立地域人材支援センター（旧・二葉小学校）での公開収録の模様もオンエアされる。番組にはこのほか、ガガガSP、仲井戸麗市、矢井田瞳の出演も予定されている。