1990年に解散したJAGATARAのギタリストとして知られるOTOが、自らの半生を語る自叙伝「つながった世界──僕のじゃがたら物語」を執筆。ele-king booksより11月26日に発売される。
過激なステージパフォーマンスが取り上げられがちだったバンドにアフロビート、ファンク、ダブなどの要素を持ち込み、音楽面において重要な役割を果たしていたOTO。彼はボーカル・江戸アケミの死後、あがた森魚率いる雷蔵、南流石らとのTangos、元ZELDAのサヨコとのサヨコオトナラなどで活動し、現在は東京を離れて熊本の山で、農作業をやりながらほぼ自給自足で暮らしている。
この本でOTOは、伝説のバンドとして今も語り継がれるJAGATARAのメンバーとして生きた過去、そして自給自足で暮らす現在について赤裸々に告白。本の中で彼は「いまの僕は、ミュージシャンとしてさらなる進化を遂げるために、あえてギターを弾かない生活を送っているけれど、日々『じゃがたらの音楽って素晴らしいな』って思っている。お茶の剪定作業をしていときも、田植えをしているときも、森の手入れをしているときも、散歩しているときも、僕の周りには、いつだってじゃがたらの音楽が鳴り響いているから」とつづっている。
OTO+こだまたけひろ著「つながった世界──僕のじゃがたら物語」目次
■1
古い記憶
ギターを弾く
ラジオを聴く
吉田拓郎にハマる
キャロル、シュガー・ベイブからミュージカルにATG
MARIA 023
■2
じゃがたら
『南蛮渡来』のレコーディング
ザッパ的に言えば日本なんて
バビロンから抜け出せ
アケミの分裂
君と踊りあかそう日の出を見るまで
新生じゃがたら
JBよりもフェラ・クティ
エンジニアの役割
「OTOは俺を殺す気か」
『ロビンソンの庭』の混沌
リズムセックス
“あの娘”の意味
アケミの言葉
メジャー・デビュー
東京ソイソース、アケミとの乖離
もういい加減にやめたい
苛立ち
つながった世界
中産階級ハーレム
脳みそはそよ風に溶けて
寿町フリーコンサート
じゃがたら最後の曲
アケミの死
ビブラストーン、雷蔵、Tangosへ
思い出深いソロ・ワークス
近田さん
陣野俊史『じゃがたら』
どっちの暮らしがリアルなんだ?
■3
9・11
9・11後のアクション
サヨコオトナラ始動
自然のリバーブ
キョンキョンの朗読
音楽の新しい機能性
森へ
土と平和の祭典
あがた森魚さん
三つのグナ
踊るんだけど心は静か
中野のおっちゃん
鮎川さん、こだまさん
じゃがたらお春1979LIVE
ラビと出会う
グラウンディングの意味
モリノコエ
新たな音楽を求めて
3・11
それから
いずみ村の話
農園の日常
正木さんの「あなた」
みんなで「カンダナ」を歌えたら
結婚
今日もここまで来たのさ
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- Tsunagatta Sekai Boku No Jagarata Monogatari - リリース情報 - P-VINE, Inc.
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kosuke (10代目鬼熊) @11Kumagoro
ええ
元じゃがたらOTOが自叙伝発売、現在は山で自給自足の暮らし https://t.co/2eDj8zpeck