中条あやみが監督へラブレター!?「覆面系ノイズ」初日に磯村勇斗はスベリ芸披露

「覆面系ノイズ」の初日舞台挨拶が本日11月25日に東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの中条あやみ、志尊淳、小関裕太、真野恵里菜、磯村勇斗、杉野遥亮、監督を務めた三木康一郎が登壇した。

福山リョウコによる同名マンガを実写化した本作は、音楽に青春を懸ける高校生たちを描いた“片思いだらけ”のラブストーリー。奇跡の歌声を持つ少女ニノを演じた中条は、公開初日を迎え「きっと卒業式の日のお母さんの気分ってこんな感じなのかな。作品を送り出すみたいな」と感慨を語る。そして「ちょうど1年前の今日は、（真野演じる）深桜とのジョギングシーンの撮影でした。2人の友情が描かれている数少ない場面なのでお気に入り。バンドもいいけど女の子同士、ライバル同士の友情が素敵だなって」と振り返った。

ニノに思いを寄せるユズを演じた志尊は、「登場人物全員が強い信念を持って誰かを思い続けている映画です。結果がどうであれ、その思いを持ち続けることが成長につながるような。この映画が皆さんの『楽器始めてみようかな』『私も恋愛したい』みたいな気持ちのきっかけになってくれるとうれしいです」と話す。またニノの初恋相手であるモモに扮した小関は「キュンキュン映画でもあるんですが、音楽映画でもあるので。ストーリーを盛り上げる甘いメロディが、映画と一緒に皆さんのもとに届いてくれたら」と呼びかけた。

イベントでは「今だから言える本音を大暴露」と題し、各登壇者が1人を指名し、これまで伝えられなかった思いを打ち明けるコーナーも。深桜に好意を寄せるハルヨシを演じた杉野は、三木を指名し「実は撮影中、監督にずっと塩対応されていて。本当にそっけないから嫌われてるのかな？って思ったりしたんですけど、クランクアップのときに『ハルヨシがいてくれたからこの現場は楽しかった』と言ってくれて。あっ、この人ツンデレなんだな（笑）というのがわかりましたね」と暴露。これを受け、三木も「最後は、抱きしめ合ったりしたもんね」と仲の良さをアピールした。

また中条を指名した三木が「撮影中に僕の誕生日があったんですけど、ラブレターもらったんです」と語り始めると、中条は「いや違います（笑）」とすかさず否定。三木が「手紙の最後に『長生きしてくださいね』と書いてあって。俺は早死に前提なのかと（笑）」と内容を明かすと、中条は「いや監督が『この映画の撮影のせいで日に日に痩せていく』と話してたので心配したんです！」と弁解した。続いて磯村に対し、志尊は「ムードメーカーでいろいろしてくれてたんですが、8割方スベってました（笑）。僕らはそのスベリ芸を笑うみたいな空気が現場にあって」と述懐。磯村は突如、中腰の状態で顔前で手を高速で振り「覆面……ノイズ」という芸を披露し、会場を盛り上げた。

最後に中条は「みんなで力を合わせて作った愛情のたっぷりこもった作品です。ぜひいろんな人に観てほしいと思っています。皆さん、宣伝のほうよろしくお願いします」と観客に呼びかけ、イベントは幕を閉じた。

「覆面系ノイズ」は全国でロードショー。