10月11日に、東京・シネアーツ試写室にて「映画ナタリー×
「ジェーン」は、南北戦争直後のニューメキシコ周辺を舞台に、ナタリー・ポートマン演じる主人公ジェーンが家族を守るために立ち上がる姿を描く西部劇。
試写会の冒頭には、映画ライターのよしひろまさみちと細谷美香がポートマンの魅力を語るトークコーナーが設けられた。日本で大ヒットした彼女のデビュー作「レオン」に関する話題では、「リュック・ベッソンの偉大な仕事の1つが、ナタリーを見つけたこと」と絶賛。また約4年前に彼女にインタビューしたというよしひろは、そんな「レオン」の日本での人気ぶりを伝えたところ「20年も前の作品をずっと愛し続けてくれるのはうれしいわ。実はさ、あれアメリカでは興行的にイマイチだったの」という率直な答えに好感を持ったとのこと。
続いてIQ140と言われる彼女が、ハーバード大学を卒業していることや、ヘブライ語など6カ国語を操るといった、頭脳明晰な一面を紹介。また2人が実際に会ったときのポートマンは、動物愛護のため革製品を身に着けず、必ず“ビニールみたいな靴”を履いていたそう。そんな真面目な彼女がアカデミー賞主演女優賞に輝いた「ブラック・スワン」については「優等生であるナタリーが演じているから説得力がある」と口をそろえる。同作の振付師だったバンジャマン・ミルピエと結婚したことも含め、「『ブラック・スワン』がなければ今の彼女はない」と話した。
本作ではプロデュースにも名を連ねているポートマン。細谷は「ナタリーは自分の信念で仕事を選ぶ女性。プロデュースした『高慢と偏見とゾンビ』や本作に共通してるのが“誰かに頼らずインディペンデントな戦う女性”を描いているところ。実際のナタリーもそんな感じです」と分析する。またポートマンが製作総指揮と主演を務めたラブコメディ「抱きたいカンケイ」が好きだというよしひろは、「ナタリーは社会派なものだけじゃなくて、こういうラブコメディをヒットさせた実績もある。いろいろなジャンルを行き来するようなプロデューサーになってほしいな。『ジェーン』で評価を得たあと、またラブコメに戻ってきて!」と願った。
鑑賞後の観客アンケートでは、多くの人から「西部劇らしい壮大な風景とナタリーが絵になりすぎ!!」「ナタリーの母になった強さ、美しさが最強!」といった彼女への賛辞が。また「西部劇の中ではいつも添えもののような女性が多いのに、存在感のある主人公だったのがよかった。強い女のナタリー・ポートマンがカッコよかった」「西部劇特有の雰囲気と、女性が家族を思う愛が合わさった、新しい映画だと思った」と、これまでの西部劇の形にとらわれない本作のスタイルに関する声が届いた。
「ジェーン」は10月22日より全国ロードショー。
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