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本作は、通行人への無差別な暴力をはじめとした“危険な遊び”に走る青年2人の物語を軸に、若者の欲望と狂気を描く作品。「仕上がりを観たときに、もし参加していなかったら本当に悔しいと思うような作品になったと感じた」と話す主演の柳楽は、本作に若い世代の俳優が集結していることから「世代交代です!」と宣言し登壇者たちと肩を組む。突然のことに菅田が「若干無理やり感があったよね?」と言うと、柳楽は「え、今あった? もう1回やっちゃう?」と再び全員を促し肩を組んだ。
そんな柳楽について菅田は「現場では、お芝居だってわかっているのに怖かった」とコメントし、「イメージ以上に人間として大きい。覚悟が違う」と絶賛。続けて菅田は、村上が初対面でフレンドリーにハイタッチしてきたことを明かし、2人でその場面を再現して笑いを起こした。
さらに菅田は小松演じる那奈にビンタするシーンを「殴ってるように見えればそれでいいのに『当ててください』って言われて、思いっきりはたきました」と振り返る。当の小松は「気を遣ってもらうのが嫌だったんです。菅田さんとは初めましてだったんですけど、『当ててください』と言ったら『もちろん当てるつもりだった』と言われました(笑)」と暴露。それを受け菅田は、「相当痛かったんでしょうね。そのあと僕がやり返されるシーンがあったんですけど、それがほんっとうに痛かった。人生で一番痛かったもん。骨がきしんだこと、ある?」と柳楽らに訴えかけ、笑いを誘った。
司会から劇中に暴力描写が多いことを言及されると、柳楽は「でも、暴力を肯定してるわけではないですよね?」と真利子に尋ねる。真利子は「暴力って人や時代によって見え方が全然違うので、“暴力とは何か?”の答えを見つけるためにこの映画を撮ったんです。だから肯定してるわけではないですね」と解説した。
ここで、本作への決意を込めて、登壇者5人の拳の型取りが行われた。ステージにテーブルと粘土の入ったプレートが運ばれるも、観客からは見えない高さだったため、菅田が「ここに粘土があって、今からそこに拳を押し付けて型を取ります」と司会顔負けの実況をする一幕も。
型取りが終わると、締めの挨拶として柳楽が「バイオレンスな描写がとても多いので、そこを切り取ればもちろん好き嫌いはあると思う。でも、今こういう作品が劇場で公開されるということ自体にメッセージが込められている。ぜひ多くの方に観ていただいて、『こういう考えさせられる映画、面白えじゃん』と思っていただけたらうれしいです」とコメント。そして真利子が「自分は今回が商業映画デビュー作。役者の皆さんとも『こういう映画があるべきだ』ということで一致団結して作りました。その思いと熱量が伝わればいいな」と話し、イベントは終了した。
「ディストラクション・ベイビーズ」は5月21日より全国ロードショー。
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すなふ @rabbits_karte
@melwomTo 監督、桐島部活〜〜の人らしい 絶対面白い
キャストもすごいし世代交代感やばい
https://t.co/7J8ynO7l4T