犬たちの反乱描く「ホワイト・ゴッド」監督が語るハンガリーのペット事情

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「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」監督のコーネル・ムンドルッツォが、ハンガリーのペット事情と撮影の裏側について語ったコメントが到着した。

「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」メイキング (c)2014 Proton Cinema, Pola Pandora, Chimney

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「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」メイキング (c)2014 Proton Cinema, Pola Pandora, Chimney

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本作は雑種犬の飼い主に重税を課す法律が施行されたある街を舞台に、野性に目覚めた犬たちの反乱を描く物語。2014年のカンヌ国際映画祭である視点部門のグランプリを受賞し、主人公の少女の飼い犬を2匹1役で演じたルークとボディは、優秀な演技を披露した犬に贈られるパルムドッグ賞に輝いた。

「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」メイキング (c)2014 Proton Cinema, Pola Pandora, Chimney

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ムンドルッツォの母国であるハンガリーでは国民の約70%がペットを買っており、ムンドルッツォ自身も犬に囲まれて育ったという。「ハンガリーでは人間と同じ額の電車賃を払えば、犬もケージに入らず普通に電車に乗れるんだ。室内で飼うのが普通だし、カフェに犬を連れて入るのは日常だね。それからペットショップで犬や猫を売っていることはほとんどなくて、ブリーダーから買う。だからかわいいからといって子犬を衝動買いすることもないし、ブリーダーのところに何回か通って犬との相性を確認したり、飼い主としての心構えを学ぶことができるんだ」と話すムンドルッツォ。

「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」メイキング (c)2014 Proton Cinema, Pola Pandora, Chimney

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撮影については「出演した約250匹のほとんどが保護施設から来た犬で、彼らすべてに名前を付け、4カ月の準備期間にはトレーナー約50名が家族のように一緒に過ごしながら訓練したんだ。現場のスケジュールはすべて犬あわせ。犬には決して苦痛を与えないように、撮影そのものが遊びと感じられるように細心の注意を払い、犬たちのコンディションを最優先した」と明かす。ちなみに、保護施設から来たすべての犬たちに里親が見つかったが、彼らはもらわれた先でも本作撮影時に付けられた名前で呼ばれているそうだ。

「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」は、11月21日より東京・新宿シネマカリテほかで全国ロードショー。

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桃ちゃん @pinot1996

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