「ホワイト・ゴッド」監督が贈るSF「ジュピターズ・ムーン」メイキング映像公開

「ジュピターズ・ムーン」のメイキング映像がYouTubeにて公開された。

第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された本作は、「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲（ラプソディ）」のコーネル・ムンドルッツォによるSFエンタテインメント。浮遊能力を持つ少年アリアンと彼を守ろうとする医師シュテルンによる命懸けの逃亡が描かれる。

映像には、アリアン役のゾンボル・ヤェーゲルがスタントなしで臨んだ浮遊シーンの撮影風景を収録。ムンドルッツォは「ワイヤー消し以外のCGはほぼ使っていません。浮遊する夢を見る人は多いと思ったし、その浮遊が信じられるものでなければならないと思ったから、そのための工夫には努力を惜しみませんでした。“空を飛ぶ”ということに対して、観客の心を挑発したかったし、浮遊するということが非理性的な要素であるからこそです。カメラマンも役者もなるべく自由に撮影し、自由に演じることが重要でした。縦と横の軸の組み合わせを徹底的に考え抜いたからこそ、信じるに足る、説得力のある浮遊シーンができたと思います」と演出の意図を語っている。

「ジュピターズ・ムーン」は、1月27日より東京・新宿バルト9ほか全国にて公開。