高橋ヒロシ「QP」が深夜ドラマに、監督は再び三池崇史

高橋ヒロシ「QP」のTVドラマ化が決定した。主役の我妻涼を斎藤工、監督を三池崇史が務める。

ドラマは「QP外伝」をもとに、暴力の世界に生きる我妻を軸としてスピンオフストーリーを展開。志半ばでチャンピオンの夢を諦めた元ボクサー・美咲元が、我妻と美咲の兄貴分となるヒコに出会い物語は始まる。我妻以外の配役は未発表だが、原作にないオリジナルキャラクターも登場するとのこと。

なお監督の三池と原作者の高橋は、過去に「クローズ」をオリジナルストーリーで映画化した際もタッグを組んでおり、その相性の良さは実証済み。ファンにとっては申し分のない組み合わせと言えそうだ。

ドラマ「QP」は日本テレビにて、10月5日より毎週水曜24時59分から放送開始。初回のみ25時29分からの放送を予定している。

斎藤工コメント

●「QP」主演のオファーを受けて
驚きましたが“我妻涼”と言うキャラクターは原作を読んだ時にめちゃくちゃ印象に残っていて、やらせて頂くからには全身全霊で“存在”してやろうと言う決意に直ぐ変わりました。

●三池監督作品の主演を務めることについて
学生時代に監督の「不動」や「フルメタル極道」を観て「監督中毒」を読み、すっかり三池信者です。現場は日本代表だらけの豪華過ぎる環境ですが、気負わず愉しむ事を忘れずに大役を務めたいです。

●役のビジュアルについて、また我妻涼をどう演じたいか
時代劇もですが、役のビジュアルは役への入り口なので、この姿の人間の背景や裏付けがちゃんと表現出来たらなと。自分は器用でなく、“演じる”事が出来ないので斎藤工の三十年を活かし、“存在”する事に徹底したいです。

●ドラマにかける意気込み
個人的に、今はこの作品の後の事は一切考えていません。全てを捧げます。「QP」は厳しい時代の厳しい作品です。最高の製作陣、共演者と共に思い切り偏りながら一つの真実を描きたいと想います。