一つ大人になった彼らがそこに…神戸セーラーボーイズ「あの春を迎えに」開幕

2025年10月18日 12:15 6 1 ステージナタリー編集部

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神戸セーラーボーイズ Boys☆Act～maple「あの春を迎えに」が、昨日10月17日に兵庫の神戸三宮シアター・エートーで開幕した。

神戸セーラーボーイズ Boys☆Act～maple「あの春を迎えに」より。

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兵庫県神戸市を拠点に活動する神戸セーラーボーイズは、全員十代のメンバーで構成された演劇ユニット。TAACのタカイアキフミが脚本、WBBの佐野大樹が演出を手がける「あの春を迎えに」では、神戸セーラーボーイズのために書き下ろされた青春劇が展開する。公演は2チーム制となり、teamフラットには髙山晴澄、山本歩夢、細見奏仁、石原月斗、ゲストの三原大樹、teamシャープには津山晄士朗、大熊蒼空、崎元リスト、石原、ゲストの宮脇優が名を連ねた。

開幕に際し、初日公演を迎えたteamフラットより髙山のコメントと舞台写真、そしてタカイと佐野のコメントが公開された。髙山は「時代設定にある2020年のコロナ禍は、僕が小学4年生の時でした。オンライン授業、給食黙食、集団登校廃止、修学旅行の内容変更、卒業式でのマスク着用、学校行事全て短縮など、今考えると凄い日々でしたが、この作品を通して小学校での楽しかった事もたくさん思い出すことができました。物語に登場する一人一人が違う願いや想いを持っていて、キャストみんなでたくさん悩んで話し合って作り上げました。ぜひ劇場で僕たちと『あのはる』を一緒に迎えに行ってください！」と呼びかける。

タカイは「今の彼らだからこその戯曲をお渡しした。ぜひ、みなさまも一緒に、あの『春』へ」と語り、佐野は「この作品を経て一つ大人になった彼らが、確かにそこにあります！」とアピールした。

上演時間は約1時間10分。公演は10月31日まで行われる。

タカイアキフミコメント

この「春」に神戸セーラーボーイズのみんなと出会った。彼らは純粋で素直で、数日間のワークショップだったけど、とても豊かな創作の日々だった。だから、また彼らに会えることを願っていた。それが今回、脚本を担うというカタチで、予想よりも早く再会を果たすことができた。今の彼らだからこその戯曲をお渡しした。彼らとともに、いつかの「春」を僕も迎えに行きたい。ぜひ、みなさまも一緒に、あの「春」へ。

佐野大樹コメント

タカイさんの書下ろし作品。
登場人物一人一人が葛藤や悩みを抱えながら仲間とぶつかり交錯していく少し大人のストーリー。
若い彼らが演じるにはちょっと難しいのではないかと感じましたが、役者たちが真摯に作品に向き合いながら話し合い、考え、挑戦と失敗を繰り返しながら踏ん張って立ち上がる。
そんな姿がまるでそのまま役に投影されたかのように舞台上でそれぞれが躍動しております。
この作品を経て一つ大人になった彼らが、確かにそこにあります！
どちらのチームもこの作品が持つ力強さと優しさを目一杯の熱量で演じてくれておりますので、是非劇場で体感して下さい！

髙山晴澄コメント

ワークショップでしっかりお芝居を指導してくださった脚本のタカイさん。
いつも僕たち神戸セーラーボーイズの力になってくださる演出の佐野さん。
お二人のおかげで僕たちがまっすぐ演じる姿を観ていただける舞台になりました！
時代設定にある2020年のコロナ禍は、僕が小学4年生の時でした。
オンライン授業、給食黙食、集団登校廃止、修学旅行の内容変更、卒業式でのマスク着用、学校行事全て短縮など、今考えると凄い日々でしたが、この作品を通して小学校での楽しかった事もたくさん思い出すことができました。
物語に登場する一人一人が違う願いや想いを持っていて、キャストみんなでたくさん悩んで話し合って作り上げました。
ぜひ劇場で僕たちと「あのはる」を一緒に迎えに行ってください！

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