「キッズ・ノワール」は、
開幕に際し岡本は「やっとやってきた春のあたたかな陽気のなか、猛毒すぎて逆に明るいいびつな青春劇をどうぞお楽しみいただければと思います。西荻窪でお待ちしております」とコメントした。公演は3月31日まで行われる。
岡本昌也コメント
令和のアングラ青春グラフィティとも言える「キッズ・ノワール」シリーズの番外編がいよいよ開幕です! 今作「心臓グミ」は「放置子」を題材にした作品です。これまでの「トー横キッズ」「闇バイト」を扱ったキッズ・ノワール作品では、子どもたちと社会を完全に分断させ、いちど入った亀裂を決して修復しないまま幕を下ろすことを心がけてきました。現実を引用した物語上で、現実に横たわる両者<子と社会>の致命的な溝を無視し、虚ろなハッピー・エンドをうそぶくのは、凶悪な暴力になり得ると思っていたからです。
しかし、今作は、その深い溝に放り出されて身動きのとれなくなった子どもたちが、8歳から17歳になるまでの長い時間をかけて、溝の底から力づよく這いだし、社会と自らの接続をもういちど試みる様子を描いてみました。
また、「心臓グミ」は6歳や8歳がけっこう出てくる劇で、なんというか「猛毒おままごと」のような劇に仕上がっています。大人の俳優がどうやって子どもを演じるのかにもご注目ください! やっとやってきた春のあたたかな陽気のなか、猛毒すぎて逆に明るいいびつな青春劇をどうぞお楽しみいただければと思います。西荻窪でお待ちしております。
岡本昌也演劇作品 キッズ・ノワール番外編「心臓グミ」
2025年3月26日(水)〜31日(月)
東京都 遊空間がざびぃ
スタッフ
作・演出:
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福井夏 @ichigomamire72
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