projecttiyoの群像劇「手のひらの町、夜更かしの王様」開幕、藤井ちより「一員として見届けて」

「projecttiyo『手のひらの町、夜更かしの王様』」が、本日10月18日に東京・カフェムリウイ 屋上劇場で開幕する。

projecttiyoは、藤井ちよりが企画する創作シリーズ。脚本を山本悠、演出を藤井が手がける本作は、廃校の屋上を舞台にした新作群像劇となる。劇中では、「町を統治する」と口にする少年・王様と、彼の元に集まる孤独で不器用な人々の姿を通じて、仕事や日常から離れたつながりの価値が描かれる。

開幕に際し、藤井は「会場入りしてわかることがいっぱいあります。そりゃそうなのですが、この話がどう場に馴染んでいくのか、そもそも馴染んで行くのか、まだ手探りです。でもこれだけ言えるのは、人と居場所のお話を本当に人に支えられて作っています。初日が明けてからも変化し続ける劇になると思います。多分、私にも、これから集う誰かにも、この物語がふと振り返った時間の中に登場する気がしてます。そういう特別な時間を私たちなりに描きます。伝えたいこととか信念みたいなもの、いっぱい詰め込んだ作品です。受け止めに来ると言うより、集い一員として見届けに来てください。精一杯届けます。」とコメントした。公演は10月22日まで行われる。