JACROWが田中角栄の人生描いた「闇の将軍」4部作を東京・新潟で

JACROW「闇の将軍 四部作」が12月から来年1月にかけて東京・新潟で上演される。

これは中村ノブアキが代表を務めるJACROWが、過去に上演した「闇の将軍」3部作に短編「やみのおふくろ」を加えて上演する4部作上演企画で、昭和の政治家・田中角栄の人生を描く。

上演に向けて中村は「本シリーズは昭和の政治家、田中角栄の半生を描いた政争劇です。登場人物はいずれも実在し た政治家たちで、当時を知る年配のお客様からは『似ている』と言われました（笑）。もちろん、単なる物真似で終わるパロディ劇ではありません。描いているのは魑魅魍魎たる政治の世界、いわば政治風刺劇です。今回は、この四部作を“家族 / 同族”というテーマで再構築、同時上演を行う新たな試みです。それはいまにも通じる自民党の内向き志向の背景にその意識があると思うから」と述べ、「今回も本作品を通して、 政治や社会に関心を持ってもらえるような作品づくりをしていきます。田中角栄没後30年にあたる今だからこそ」と語った。

公演は12月8日から17日まで東京・東京芸術劇場シアターウエスト、23日に新潟・魚沼市小出郷文化会館 小ホール、来年1月13日に新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場にて行われ、魚沼公演では第1話のみ上演される。

チケットは東京・魚沼公演分が10月21日10:00、りゅーとぴあ公演分は28日11:00にスタートする。