銀座築90年・奥野ビルの1室で、アパートが舞台のT.ウィリアムズ＆E.オニール戯曲同時上演

「ここではない、どこかを夢見る女たち」が、1月24日から29日まで東京・Salon de Laで開催される。

会場となるのは、1932年にアパートとして建てられた東京・銀座の奥野ビルの1室・Salon de La。本公演では、1900年代に発表され、いずれもアパートの住人が登場する2本の戯曲、テネシー・ウィリアムズ「話してくれ、雨のように」とユージン・オニール「朝食前」が同時上演される。

「話してくれ、雨のように」は、お互いから目を背けたまま生活を続けてきた男女が、ある日、自分たちが話してこなかった“話すべきこと”を訥々と語り始める二人芝居。また一人芝居「朝食前」では、かつて愛のある生活を夢見ていた女性が、朝食の準備中、眠りこける夫に、生活の不満や愛への渇望を一方的に語り訴え続ける姿が描かれる。

演出を若手映画監督の志萱大輔が担当。出演者には佐藤ケイ、中山求一郎、安藤輪子が名を連ねた。なお本公演は、佐藤の初の自主企画となる。