舞台「SK∞ エスケーエイト」本日開幕、レキ役の木津つばさ「チーム一丸となって」

「SK∞ エスケーエイト The Stage」の「第1部：The First Part～熱い夜のはじまり～」が、本日12月2日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕。これに先駆けて同日、公開ゲネプロが行われた。

「SK∞ エスケーエイト」は、ルール無用のスケートボードレース“S（エス）”を題材にしたテレビアニメ。舞台版となる「SK∞ エスケーエイト The Stage」では、脚本を伊勢直弘、総合演出を劇団スーパー・エキセントリック・シアターの大関真が手がける。「SK∞ エスケーエイト The Stage」は第1部と第2部に分かれており、第1部の演出を大関、第2部の演出をKPR／開幕ペナントレースの村井雄が担当する。

物語の舞台は沖縄。作中では、スケボーが大好きな高校2年生・暦（レキ）と、カナダからの転校生・ランガを軸とした物語が展開する。閉鎖された鉱山をスケボーで滑り降りる危険な極秘レース・Sに参加していたレキは、転校生のランガと同じクラスになり、とあるきっかけから彼にスケボーを教えることに。スケボー初心者だと思われたランガだったが、実はスノーボード歴15年の凄腕の持ち主。レキの指南を受けながら、個性的なライバルスケーターたちとの“ビーフ（決闘）”を繰り広げるうち、ランガの才能は徐々に開花していき……。

ステージ中央には、楕円を半分に切った形のスケボー用の大きなスロープが置かれ、開演直後から池慧野巨ら出演スケーターたちがトリックを決めて客席を盛り上げる。劇中に登場するSのシーンでは、キャストたちが台車型の装置に乗り、紗幕に映し出された、流れる風景の映像に合わせてデッドヒートを展開した。

木津つばさは、何事にもまっすぐで面倒見のいいレキを好演。スケボーを心から愛し、帰国子女で孤独なランガを思いやる気持ちを、包み込むような笑顔で表現した。また滝澤諒は、無気力で無表情だったランガがスケボーに心をつかまれ、熱中していくさまを生き生きと演じ、レキと友情を育むことで心に情熱を取り戻していくランガを体現した。

今作にはそのほか、難易度の高いトリックを得意とするエリート中学生・MIYA役を輝山立、Sのアンチヒーローで、どこか憎めないシャドウ役を木内太郎、AIを駆使し、計算された滑りで魅せるCherry blossom役を久保田秀敏、“最速のシックスパック”の異名を持つジョー役を伊万里有、そして、Sを創設した伝説のスケーター・愛抱夢（アダム）役を小波津亜廉が務めている。

ゲネプロ前にはキャストが舞台上に集合し、代表して木津と滝澤が意気込みを語った。木津は「ここまでチーム一丸となって作品作りに徹してきました。原作ファンの方も多い作品ですが、すごく見応えのある舞台になっていると思います。ぜひ『SK∞ エスケーエイト The Stage』と一緒に過ごしていただければと思います。応援よろしくお願いします」と思いを述べ、滝澤は「今まで見たことのないような作品にしたいです。レキが作中で『スケボーは無限大なんだ』と言ってくれているように、無限の可能性を秘めた作品だと思います。ぜひ劇場で楽しんでください！」と観客にメッセージを送った。

上演時間は約2時間を予定。第1部の公演は12月12日まで。なお「第2部：The Last Part～俺たちの無限大～」は、1月15日から24日まで東京・日本青年館ホールで上演される。

※2022年1月19日追記：「『SK∞ エスケーエイト The Stage』第二部 The Last Part～俺たちの無限大～」は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。