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高畑淳子が儚く強く舞う、温泉芸者の人情喜劇「雪まろげ」が開幕

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高畑淳子演じる夢子。

高畑淳子演じる夢子。

高畑淳子が主演を務める「雪まろげ」が、昨日9月24日に東京・シアター1010にて開幕した。

本作は温泉芸者・夢子のついた小さな嘘が、坂を転がる雪玉のごとく大きくなり、やがて温泉街を揺るがす大事件を引き起こす人情喜劇。「嘘つき女をやってみたい」という故・森光子のひと言から小野田勇の脚本で1980年に誕生し、森によって2007年までに471回上演されてきた。

降りしきる雪の中、石川さゆりの名曲「津軽海峡・冬景色」をバックに、高畑演じる夢子の儚くも力強い舞で舞台は幕開け。高畑は時に明るくおてんばな、時に憂いを含んだ声色を巧みに使い分け、波乱に満ちた夢子の人生を表現した。

また夢子と共に温泉芸者として働く仲間には、お金が大好きな売れっ子芸者・銀子(榊原郁恵)や、面倒見の良い姉さん芸者・お千賀(柴田理恵)、口は悪いが気立ては良い駒子(青木さやか)、夢子の妹分・アンナ(湖月わたる)、腕っ節の強い肉体系芸者・ぽん太(山崎静代)といった個性豊かな面々が揃い、それぞれの芸で座敷を盛り上げる。

このたび脚本・演出を担当したONEOR8の田村孝裕が、昭和を代表するギャグから、現代の時事問題まで幅広い小ネタを脚本に忍ばせ、観客の笑いを誘う。さらに劇中で披露される青森在住の詩人・伊奈かっぺいによる詩が、夢子たちが暮らす北国の情景を一層浮かび上がらせ、新聞記者の大吾(的場浩司)と夢子の切ない恋模様を彩った。

公演初日は客席総立ちのスタンディングオベーションで終了。高畑をはじめ役者陣が深々と頭を下げ、観客の拍手や声援に応えた。「雪まろげ」は、シアター1010での公演を皮切りに、東京・シアタークリエほか全国16会場で上演される。

「雪まろげ」

2016年9月24日(土)・25日(日)
東京都 シアター1010

2016年9月28日(水)~10月19日(水)
東京都 シアタークリエ

2016年10月21日(金)
富山県 クロスランドおやべ

2016年10月23日(日)
富山県 富山県民会館

2016年10月25日(火)・26日(水)
石川県 北國新聞赤羽ホール

2016年10月29日(土)・30日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

2016年11月2日(水)
長野県 まつもと市民芸術館 主ホール

2016年11月5日(土)
山形県 山形市民会館 大ホール

2016年11月7日(月)
群馬県 桐生市市民文化会館 シルクホール

2016年11月12日(土)
新潟県 新潟県民会館 大ホール

2016年11月16日(水)
山梨県 コラニー文化ホール

2016年11月19日(土)・20日(日)
山口県 山口県立劇場 ルネッサながと

2016年11月23日(水・祝)
広島県 はつかいち文化ホール さくらぴあ

2016年11月26日(土)
香川県 レクザムホール(香川県県民ホール)

2016年11月30日(水)
大阪府 岸和田市立浪切ホール 大ホール

2016年12月3日(土)・4日(日)
愛知県 刈谷市総合文化センター アイリス

作:小野田勇
監修:小野田正
脚本・演出:田村孝裕
出演:高畑淳子榊原郁恵 / 柴田理恵青木さやか山崎静代湖月わたる的場浩司 ほか

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