宝生和英
ホウショウカズフサ
1986年、東京都生まれ。父、第19世宗家宝生英照に師事。宝生流能楽師佐野萌、今井泰男、三川泉の薫陶を受ける。1991年、能「西王母」子方にて初舞台。2008年に宝生流第20代宗家を継承。これまでに「鷺」「乱」「石橋」「道成寺」「安宅」「翁」、一子相伝曲「双調之舞」「延年之舞」「懺法」を披く。伝統的な公演に重きを置く一方で、異流競演や復曲などにも力を入れ、公演活動のほかマネジメント業務も行う。海外ではイタリア、香港を中心に文化交流事業を手がける。2008年に東京藝術大学アカンサス音楽賞受賞、2019年に第40回松尾芸能賞新人賞受賞。