11月30日、
6月に発売した8thアルバム「JAPANESE SINGER」を携えて、約3年ぶりのフルバンドによるツアーとなった今回は、全部でホール16公演とアリーナ6公演を実施。ライブはドラマ「JIN-仁-」の主題歌として話題をさらった「いとしき日々よ」でスタートし、冒頭から“歌バカ”こと平井堅の熱唱が繰り広げられた。
序盤は続いて、平井曰く「食欲、睡眠欲と並ぶ人間の3大欲求である“性欲”を歌った“大人のエロスパート”」へ突入。「CANDY」「R&B」「Girls 3x」といった「JAPANESE SINGER」収録のナンバーを連発し、セクシーなダンサーたちがステージを彩った。また、アコースティックな“ミニKen's Bar”のコーナーも展開。ここでは石成正人によるアコギ演奏をバックに、「Missin' you ~It will break my heart~」「片方ずつのイヤフォン」など懐かしのシングル曲を優しく歌い上げた。
再びバンドセットに戻ると、「瞳をとじて」「アイシテル」「哀歌(エレジー)」など、映画主題歌でおなじみの名バラードのオンパレード。照明や炎の演出も手伝って会場は1曲ごとにその曲の世界観に染められ、観客の涙を誘った。平井はその後衣装替えに入り、再登場するとアッパーチューンばかりの盛り上げパートがスタート。ラテン調のサマーソング「Miss サマータイム」やライブの定番曲「KISS OF LIFE」「POP STAR」では、ダンサーや着ぐるみとともに平井もダンスを踊り、場内には無数のバルーンや銀テープが舞うなど、お祭りムード満点の雰囲気となった。
本編ラストは、改めてバンドと平井のみがステージに立ち、ヒットシングル「僕は君に恋をする」を披露。濃厚なバラードも盛り上がるポップチューンも、1語1語丁寧に歌い上げる平井の姿が場内の感動を呼んでいた。
そしてアンコールでは、観客1万人にハンドクラップを煽って、ファンに人気の高いゴスペルナンバー「Love Love Love」を熱唱。最後は平井のみがステージに残って、東日本大震災を受けて書き上げたという「あなたと」をピアノ弾き語りで届け、全19曲、約2時間30分におよぶライブに幕を閉じた。
なお、平井は12月25日にクリスマスシーズン恒例の「Ken's Bar」をマリンメッセ福岡で開催。今回のフルバンドセットから一転してアコースティックセットとなり、カバー曲の歌唱も予定されている。
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平井堅、城ホールで新旧名曲歌いまくり全国ツアー完走 http://t.co/yNnGjyp9