みーぱん節たっぷり！日向坂46佐々木美玲が“命名”しながら語る1st写真集「陽射しのパレード」

佐々木美玲（日向坂46）の1st写真集「陽射しのパレード」が明日12月17日に発売される。これに伴い、佐々木が音楽ナタリーの取材に応じた。

「写真集を出してみたい」と心境に変化

佐々木の25歳の誕生日に発売される「陽射しのパレード」。本書は佐々木自らが考案した“キラキラはっぴー”というテーマのもと、ベトナムのビーチリゾート・ダナンなどで撮影され、常に明るく元気なキャラクターの佐々木らしいショットが詰め込まれている。

「写真集を出してみたい」と佐々木が初めて思ったのはここ1、2年のこと。「それまでは私の内面が幼かったからか、やってみたいのかどうか、よくわかりませんでした。だけど同期や後輩の作品を見ているうちに、素敵だなあと思えるようになってきたんです」と心境の変化を明かした彼女は、「それに年齢を重ねていく中で、今しか撮れない表情があると思って。アイドルとして活動している“今”を撮ってもらいたいという気持ちがありました。だから25歳になるこのタイミングでお届けできるのがとてもうれしいです」と微笑んだ。

この写真にタイトルを付けるなら？

「この写真にタイトルをつけるなら『私のおしり』」「カラフルボーダーの派手派手ちゃん」「起きてすぐの“朝ぱんちゃん”です」など、先行カットが公開されるたびにコメントを添えていた佐々木。その茶目っ気あふれる言葉選びがファンの間で「みーぱんらしい！」と話題になっていた。そこで、この取材でも写真にひと言ずつ、タイトルを付けながら撮影エピソードを語ってもらった。まず彼女はアイスを食べている写真を「鼻にマンゴーアイス付いちゃった！てへぺろ」と命名。「“てへぺろ”的な写真はあまり撮ったことがないので、この表情はレアです」と希少性をアピールした。エキゾチックな照明のもとで撮られたアンニュイな写真のタイトルは、一見、表情とギャップのある「お腹空いたなあ」。撮影時、周辺の飲食店から漂ういい香りにつられて、そんな気持ちを抱いていたそうだ。

ひと言でズバリ「愛」と表現されたのは、果物を売っていた現地の人とのツーショット。ライチをサービスしてくれたことがきっかけで撮影したそうで「『おいしいでしょう？』と言っていることがわかりました。言葉が通じなくてもこんなに通じ合えるんだ！と“愛”を感じました」という異国ならではの出会いが明かされた。また船の上での1枚には、佐々木はしばし考えてから、目の前の相手に言うように「写真、かわいく撮ってね」とぽつり。「デート風の1枚なので、そんなタイトルが浮かびました」と説明してから「船の上は涼しくて気持ちがよかったです。出発時間に遅れているお客さんを船長さんが待ってくれていて、ダナンの人たちのおおらかなところが素敵でした」と撮影時を振り返った。

自分のお尻じゃないみたい

佐々木は本書で水着やランジェリー姿を初披露。撮影で身に付けたランジェリー1着目は赤いレースのもので、最初はかなり緊張したものの、次第に「きれいに撮りたい」と意識する余裕が生まれ、最終的に大満足の仕上りとなったという。そんな中から先行公開されていた、水色レースのランジェリーを着けた写真は、題して「一緒にひなたぼっこしよー」。そのほか「これ、自分のお尻じゃないみたい。お尻は鍛えてはいるんですけど、すごくきれいな角度で撮ってもらって、チェックしたときに自分でも食い付きました！」と彼女が目を輝かせた見開きのランジェリーカットや、佐々木が泡でできたシャボン玉を見せている入浴カット、その名も「これ作れる？」も必見だ。ここまで彼女が名付けてくれたのはどの写真なのか、写真集を開いて照らし合わせてみよう。

最後に「陽射しのパレード」が自身にとってどんな1冊になったかを改めて問うと、佐々木は「私のすべてが写っています。素の私もそうですが、ちょっと攻めてみたカットや表情もあるので、いろんな私を楽しんでいただけると思います。旅行に行った気分にもなれます！ 背景、衣装、メイクも全部かわいくて、私自身がすごく楽しんで撮影したので、本当に見ていて笑顔になれる1冊にできたと思います」とその仕上りに胸を張った。

東京ドームはパワーアップした姿で

日向坂46は11月から12月にかけて全国ツアー「Happy Magical Tour 2024」を実施中。そのファイナルとしてグループ念願の2度目となる東京・東京ドーム公演を行う。ここまでのツアーの所感を問うと、佐々木は「今回はけっこう挑戦的なセットリストが組まれていて、それをどう見せて楽しんでもらうのかは私たちの力が試されるところだと思うんです。でもツアーに来てくれた方が後日ミート＆グリートで『すごく楽しかった！』と伝えてくださって」と確かな手応えを感じている様子。東京ドームへの意気込みについては「これまでの“ザ・王道”という感じの日向坂46ももちろん楽しいけど、このツアーのようにガラッと変えるのも“味変”になるから素敵だなって。ここから公演を重ねて、『もっとここはこうしたほうがいいよね』とメンバーと話し合いながら、パワーアップした姿で東京ドームに立てたらと思います」と真摯に語った。