ろう者の女性が抱える“疎外感”を描いたスペイン映画「幸せの、忘れもの。」5月公開

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耳が聞こえないろう者の女性とその家族を描いたスペイン映画「Deaf(英題)」が「幸せの、忘れもの。」の邦題で5月1日に公開決定。2025年の第75回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で観客賞を受賞した同作から、予告編、ポスタービジュアル、場面写真が解禁された。

「幸せの、忘れもの。」ポスタービジュアル

「幸せの、忘れもの。」ポスタービジュアル [高画質で見る]

本作の主人公は、陶芸工房で働き、優しい土の匂いと仲間たちにも見守られ、静かで平穏な日々を過ごしていた女性アンヘラだ。彼女に寄り添う夫エクトルとは、手話を通して心を通わせていた。しかし、念願の子供に恵まれたことを境に、アンヘラの世界の何かが少しずつ揺らぎ始める。やがて再び“疎外の世界”に引き戻される彼女の葛藤、ろう者と聴者のすれ違い、そして必死にもがいた先の小さな幸せを描き出す。

「幸せの、忘れもの。」場面写真

「幸せの、忘れもの。」場面写真 [高画質で見る]

ポスターはアンヘラが手話で夫と娘に語りかける場面を捉えた1枚に。YouTubeで公開された予告には、耳の聞こえないアンヘラが、優しい夫と子供に恵まれ、気を許せる仲間たちに囲まれていながらも、どこか拭い切れない疎外感を抱える姿が映し出されていく。

「幸せの、忘れもの。」場面写真

「幸せの、忘れもの。」場面写真 [高画質で見る]

監督・脚本を担ったのは、劇作家・社会学者の顔を持つエバ・リベルタ。彼女の実の妹で、ろう者のミリアム・ガルロが主演を務めた。リベルタが「きっと私たちは、一生をかけてこの映画を準備してきた」と語るように、本作には監督自身と妹の長年の実体験が色濃く反映されている。2人は2021年に発表した短編「Sorda」を原型に、「幸せの、忘れもの。」を作り上げ、世界各国の映画祭で高く評価された。

「幸せの、忘れもの。」は東京・新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国で公開。ニューセレクトが提供、スターキャットアルバトロス・フィルムが配給する。

映画「幸せの、忘れもの。」予告編

この記事の画像・動画(全20件)

©2025. Distinto Films SLU, Nexus Creafilms SL, A Contracorriente Films SL, Diverso Films AIE

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