「地獄の黙示録」キルゴア中佐を演じたロバート・デュヴァルが死去、多くの西部劇でも活躍

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映画「地獄の黙示録」で強烈なカリスマと狂気を放つキルゴア中佐を演じた俳優のロバート・デュヴァルが95歳で死去した。妻のルシアナ・デュヴァルがアメリカ現地時間の2月16日、声明で明らかにした。愛と安らぎに包まれた平和な最期だったという。

1988年の映画「カラーズ 天使の消えた街」に出演した際のロバート・デュヴァル(写真提供:Orion Pictures / Photofest / ゼータ イメージ)

1988年の映画「カラーズ 天使の消えた街」に出演した際のロバート・デュヴァル(写真提供:Orion Pictures / Photofest / ゼータ イメージ)

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1931年1月5日、米カリフォルニア州サンディエゴ生まれのデュヴァル。ニューヨークで演技を学び、1962年にグレゴリー・ペック主演作「アラバマ物語」の謎めいた隣人アーサー・ラドリー役で映画デビューした。出演作は優に100本を超え、現時点での最後の出演作は2022年の映画「ほの蒼き瞳」。アカデミー賞には計7回ノミネートされ、酒浸りの日々を送るカントリーシンガーを演じた1982年の「テンダー・マーシー」で主演男優賞を受賞している。

ロバート・デュヴァルが「地獄の黙示録」で演じたキルゴア中佐(写真提供:United Artists / Photofest / ゼータ イメージ)

ロバート・デュヴァルが「地獄の黙示録」で演じたキルゴア中佐(写真提供:United Artists / Photofest / ゼータ イメージ) [高画質で見る]

1970年頃に脚光を浴び始めたハリウッドの新世代の監督にも愛され、ロバート・アルトマンの「M★A★S★H」、ジョージ・ルーカスの「THX-1138」などに出演。フランシス・フォード・コッポラ作品は「雨のなかの女」「ゴッドファーザー」などに参加する常連だった。中でもキルゴア中佐を演じた「地獄の黙示録」で知られ、彼が爆撃したジャングルを見渡して言う「朝のナパームの香りは格別だ」は、戦争の狂気を象徴するセリフとして名高い。

デュヴァル自身が「お気に入り」としていた作品は、ピューリッツァー賞を受賞したラリー・マクマートリーの同名小説を実写化したテレビドラマ「ロンサム・ダブ」だ。新天地へと旅立つカウボーイを演じた同作について、彼は「あれは私の『ハムレット』だ。英国にはシェイクスピア、フランスにはモリエールがいる。アルゼンチンにはボルヘスがいるが、西部劇は我々のものだ。それが気に入っている」と語っている。

キャリアを通して西部劇への出演は数多く、ジョン・ウェインと共演した「勇気ある追跡」をはじめ、クリント・イーストウッドと共演した「シノーラ」、実在のガンマンであるジェシー・ジェームズを演じた「ミネソタ大強盗団」、ケビン・コスナー監督・主演の「ワイルド・レンジ/最後の銃撃」、ウォルター・ヒル監督による「ブロークン・トレイル 遥かなる旅路」、エミリオ・アラゴン監督による主演作「A Night in Old Mexico(原題)」などがある。

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(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)

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