「アンダークラス」は、田川信一と木幡祐香の刑事コンビが事件の解明に奔走しながら、再び社会の巨悪を暴くヒューマンミステリー。雪荒ぶる秋田県能代市で、施設入居者の老女が近隣の水路で遺体となって発見されることから物語が展開していく。容疑者となったのは、ベトナム人見習いヘルパーのアイン。以前、外国人技能実習生として神戸の縫製工場で働いていたが、劣悪な労働環境に耐えかね失踪した過去を持つ。東北に流れ着いた彼女は、重篤ながんを患った老女に請われ「自殺をほう助した」と自供を始める。しかし、警視庁継続捜査班の田川は死体の手に疑念を抱く。「誰が下層(アンダークラス)なのか。決めるのは金か。いや、人としての矜持だ」。捜査の先には、ネット通販覇者である多国籍IT企業の影があった。
前作に引き続き、田川役で織田、木幡役で
織田は「前作『ガラパゴス』は日本企業の闇が描かれておりショッキングだった。窓際刑事の田川が再び戻ってくる。木幡はどうしているんだろう」と続編に向けて期待のコメント。若松は「日本の豊かさが揺らいでいる。私たちの心に刀を突き刺すような現実、そしてこの構造はどんな未来へ向かっているのか、見届けていただきたい」と呼びかけた。
また原作者の相場英雄は、本作の構想を練り始めたのは約7年前だと明かし、「〈近未来で起きて欲しくない事〉を描き、最終的に〈著者が想像していたよりもずっと早く現実になる〉パターンを繰り返してきた。本作も同様で、現在の日本社会は作家の想像よりもはるかに痛んでしまった」と指摘。「直視したくないヒリヒリした現代の世相をキャストの皆さんがどう演じ、スタッフの皆さんがいかに切り取るのか。多くの視聴者に突きつけてもらいたい」とメッセージを寄せた。
織田裕二 コメント
前作「ガラパゴス」は、日本企業の闇が描かれておりショッキングだった。
窓際刑事の田川が再び戻ってくる。木幡はどうしているんだろう。
前作「ガラパゴス」では、暑い夏の沖縄や名古屋、三重でロケをした。
今回の「アンダークラス」は真冬の秋田と神戸が舞台だ。
撮影は過酷だろう(笑)
気心知れたスタッフたちと身体に鞭打って頑張ります。
相場英雄(原作)コメント
「アンダークラス」の構想を練り、取材を始めたのは約七年前のこと。当時の世相を切り取り、様々な人たちから話を聞き、あちこち歩き回った後にストーリーを紡ぎ出した。私の著作の多くが〈近未来で起きて欲しくない事〉を描き、最終的に〈著者が想像していたよりもずっと早く現実になる〉パターンを繰り返してきた。本作も同様で、現在の日本社会は作家の想像よりもはるかに痛んでしまった。直視したくないヒリヒリした現代の世相をキャストの皆さんがどう演じ、スタッフの皆さんがいかに切り取るのか。多くの視聴者に突きつけてもらいたい。
若松節朗(演出)コメント
戦後に生まれ高度経済成長期、バブル時代を経て安全で平和な国を歩んできた私たちの世代。
そんな日本の豊かさが揺らいでいる。私たちの心に刀を突き刺すような現実、そしてこの構造はどんな未来へ向かっているのか、見届けていただきたい。
前作「ガラパゴス」は暑すぎる真夏だったが、今回は雪深い真冬の撮影。
舞台は寒風吹く秋田、海と山が美しい貿易都市・神戸、そして眠らない街・東京。それぞれの場所に心の凍てつく人たちがいた。
田川、木幡の刑事コンビは前作「ガラパゴス」に勝るどんな推理で犯人にたどり着くのか。御期待下さい。
八木康夫(制作統括)コメント
「富める者はますます富み、貧しいものはますます貧しくなる」。
「ガラパゴス」の放送からわずか3年しかたたないうち、想像をはるかに越えるスピードで人々の格差が拡大している。その現実を覆い隠そうと、ある人たちは「外国人が優遇されている」とより弱い立場の人々に攻撃の矛先を向けている。
一つの事件をきっかけに、田川、木幡刑事のコンビがその欺瞞に立ち向かう。
外国人の協力なくしては、やっていけないこれからの日本。一人でも多くの視聴者に是非ご覧いただきたい。
特集ドラマ「アンダークラス」番組情報
放送予定
NHK BSプレミアム4K・NHK BS 2026年秋冬
※全2回
スタッフ・キャスト
原作:相場英雄
脚本:戸田山雅司
音楽:住友紀人
出演:織田裕二 / 宮内ひとみ ほか
演出:若松節朗

映画ナタリー @eiga_natalie
織田裕二主演「アンダークラス」制作決定、「ガラパゴス」続編で再び社会の闇に迫る(コメントあり)
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