第48回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)2026が、東京・国立映画アーカイブで9月18日から26日に開催決定。2月1日から3月17日まで自主映画コンペティション「PFFアワード2026」の応募を受け付ける。
ぴあフィルムフェスティバルは“映画の新しい才能の発見と育成”をテーマに、1977年にスタートした映画祭。「PFFアワード2026」の出品料は一般3000円で、2006年4月1日以降生まれの10代は無料で応募が可能だ。長さやジャンルは問わず、PFF以外の映画祭に応募した作品も出品することができる。
応募者には、セレクション・メンバーから作品へのコメントがフィードバックされる。またぴあフィルムフェスティバルの好きな1プログラムに参加できる特典も用意された。入選作品はぴあフィルムフェスティバルで上映される。さらにU-NEXTでオンライン配信されるほか、チバテレビでの放送、JALの機内上映の可能性も。 入選作品は7月上旬に発表される予定だ。グランプリの賞金は100万円。詳しい応募方法は1月下旬に公式サイトで告知される。
ディレクターの荒木啓子は「誰にも頼まれていないのに、つくってしまう。その想いが、そのオリジナリティが、その楽しさが、その新しさが、私たちセレクション・メンバーの胸を躍らせる」とコメントした。
荒木啓子 コメント
「PFFアワード2026」作品募集にあたって
応募作品の完成日以外、PFFアワードに応募制限はない。長さ、ジャンル、テーマ、フォーマット、何もかも自由だ。
フィクション、ドキュメンタリー、アニメーション、なんでも大丈夫。プレミア縛りもない。アートでもエンターテインメントでも、区別はない。ただ「自主的につくられた」作品であること。「つくりたい!みせたい!」作品であること。誰にも頼まれていないのに、つくってしまう。その想いが、そのオリジナリティが、その楽しさが、その新しさが、私たちセレクション・メンバーの胸を躍らせる。
膨大な量の名作、傑作、ヒット作を自宅でみるチャンスが増え、素晴らしい技術を、観て学び、試すことが容易になり、撮影した映像はその場で確認ができ、スマホで編集までできる、そんな夢のような環境がある21世紀は、フィルムしかなかった1977年のPFFの始まりの時代とは、全くの異世界ともいえる。しかし、変わらないもの。それは「映画」という手間暇かかる創作物に挑戦する人の熱。その熱の集まる場所へ、先のみえない全国の10代に是非集ってほしいと、近年益々願っている。「映画」のある豊かな世界へ、是非!
第48回ぴあフィルムフェスティバル2026 開催概要
2026年9月18日(金)~26日(土)東京都 国立映画アーカイブ
※受賞作品は9月28日の表彰式で発表
「PFFアワード2026」作品募集
募集期間
2026年2月1日(日)~3月17日(火)
出品料
一般3000 円(税込)
※10代は無料(2006年4月1日以降生まれの人)
※学生証または年齢がわかる書類が必要
関連記事
Ghost Mind @Ghost_Zima
@eiga_natalie 第48回ぴあフィルムフェスティバル2026の開催決定、おめでとうございます!
1977年から続くこの映画祭は、本当に日本インディペンデント映画の聖地ですよね。PFFアワードから黒沢清監督や是枝監督、最近では山中瑶子監督など、数多くの才能がプロの道を切り開いてきた歴史にいつも感動します。