ポルノ大作「
本作は、ペントハウス誌の創設者ボブ・グッチョーネが巨額の製作費を投じて企画した“自主製作映画”。セックスとアートを融合させ、史上もっとも退廃的とされる皇帝カリギュラを描く一種の歴史劇だ。監督には
公開前から大きな注目を集めていたものの、完成時には製作費が2倍に膨れ上がり、スタッフらが訴訟を起こす事態に発展。さらには撮影完了後に監督が解雇され、編集と音楽の担当はクレジットを拒否するなどさまざまなトラブルが発生した。1980年にようやく公開された「カリギュラ」には、グッチョーネが勝手にポルノシーンや書き換えた脚本を付け加えており、観客だけでなくキャスト陣にも衝撃を与えることに。フィルムは警察に押収され、わいせつ罪にも問われたが、異例の興行収入を記録した。それから45年後、破棄されたと思われていたフィルムが奇跡的に発見され、90時間以上の素材を再編集したのが「カリギュラ 究極版」である。
YouTubeで解禁された映像には、「狂気の暴君」「淫乱妻」「異常性癖皇帝」といった登場人物の紹介や、カリギュラの暴走ぶり、狂気と欲望に満ちた世界観を作り上げるきらびやかなセットなどが映し出される。ナレーションは“カリギュラ!”のギャグで知られる
「カリギュラ 究極版」の配給はシンカが担当する。
※「カリギュラ 究極版」はR18+指定作品
映画ナタリー @eiga_natalie
問題作「カリギュラ」が令和によみがえる、再編集した“究極版”で劇場公開(予告映像あり)
https://t.co/vzQFsuZw84
#カリギュラ https://t.co/5d25egTNHq